またまた学校の出題や採点に対するいちゃもんですが、2年生の理科でこんな採点がありました。
炭酸水素ナトリウムの加熱分解で反応後に残った物質(炭酸ナトリウム)にフェノールフタレイン溶液を加えた、何色になったか、また何性か(濃い・うすい、強い・弱い)まで書くこと。
この問題に生徒さんは(答え)赤、強いアルカリ性と書いて×でした。
正解は(濃い赤、強いアルカリ性)だそうです。
濃い赤を赤と書いただけで、あと全部合っていても全×はひど過ぎると感じました。出題先生の言いたいことは炭酸水素ナトリウムより炭酸ナトリウムの方がアルカリが強い!
なのでしょうけど、強力勉強人でないタイプの生徒さんに対する要求としては「不適切」と感じました。一言で言えば生徒さんを励ます要素、応援する要素がない!ということでしょうね。
もう一つ3年の数学の問題で -4ax2+8ax-4aを因数分解する問題で生徒さんは
-4a(x2-2x+1)=-4a(x-1)(x-1)と書いて全×でした。正解は-4a(x-1)2です。
部分点でもくださいよ。生徒さんを励ます要素がないよ、応援する要素がないよ。
エピソード:
その生徒さんのじいちゃんが酔っ払って塾に来たことがありました。ひいばあちゃんが(生徒さんまだ生まれてない頃)若い男女が塾の前を歩いているのを見て「けなるいやろ。」→気になるやろ→うらやましいやろ と言ったことがありました。
こういうところが見ず知らずの人を集団で教える塾とは違うところです。
世代を超えてと言えば、今中学生の生徒さんは+70年として2093年の世界を見ることになるわけですね。
親御さんの声
いつもありがとうございます。3年生になって習っている英語が少しつつ理解してきてるように感じます。努力する事は大切だと思います。
塾では中教研の過去問を教材に使うことが多いのですが、確かに彼女、話題のポイントつかみますね。
僕はよく「英語は単語」と言いますが、単語を覚えないことには、ところどころ真っ黒に塗られた文章を読んでいるようなことになります。実は当塾にはこのタイプの生徒さんが多いのです。単語を覚えようとしない。単語を覚えるのを嫌がる。日本にいれば英語は必要ない!という信念にしがみついている。
単語は単語として覚えるよりも自分が面白いと思った英語の文章を文章の中の単語として覚えた方が覚えやすいと思います。
生徒さんの声
これからも少しずつ成長して、少し苦手と思う英語の長文なども克服していけたらいいなと思います、
「これからも少しずつ成長して」
いい言葉ですね。君はわりと現代テレビ番組文化・精神に毒されずに来ている稀な人格と感じています。そこに魅力とメリットがあると思います。
高校生と大学入試の英文などやっていると「量の多さ」に辟易します。
つまり英文をどれだけ読んでも読み過ぎることはないわけで、「量」をやる必要があります。少しずつ少しづつ面白がって進みましょう。