>> 泉田塾 情緒・環境のHP せんだじゅく
月画像
月タイトル
できごと:
明けましておめでとうございます。地震で始まった一年、どんな年になるでしょうか?とりあえず中学三年生に的を絞りますと、すぐ受験です。いい時の自分でいられるかどうか。
 受験シーズンが近づくと当方が決まって言うのは「実力以上に見せようとしないこと」です。力がないという自覚のある人は実力以上を出そうとします。すると焦って上がってしまいます。当方は三回受験して悟った境地は「やるだけのことをやらないとどうにもならない」というものです。神風は吹かないのです。だから日頃の時間が大事ということになります。
窓
 試験では、今年の問題が標準か、見たことない問題取りつきにくい問題かということがあります。当方の受験経験では幸いにも日頃やっていた問題とそう違わなかったので試験時間中その作業をやり続けていればよかったので、どう解くかに時間を空費することはありませんでした。しかし生徒さんが持ってくる問題を生徒さんと一緒に解く場面では「この問題、いったい何を言っているのだ?」と問題を把握することに時間がかかる場合があります。
 問題を見たときに「標準」だと割り切って、見慣れない顔つきの問題であっても、必ず標準なんだと、とりかかれば標準が顔を出すはずです。健闘を祈ります。
エピソード:
 当方は田舎の高校を出て田舎の会社に入って、ある日、総務課へ行ったら、当方の書類が目に入り「機械工」と書かれていたので、自分は技術者として入社したとおもっていたので「そんなもんか」と思いました。
その後会社を辞めて東京に出て、いい年こいて五つも年齢の離れた若者たちと肩を並べて勉強したのですが、周りは三菱重工の部長の息子とか地方大学の先生の息子とかそういうのばかり、出身校も鹿児島ラサールとか麻生高校とか開成高校とかそういうのばっかり。勉強も田舎の中学、高校でならったのとはまるで違う。
何を言いたいかと言いますと、日本社会は二重構造になっていると言いたいのです。一般作業員養成コースと上級職コースは別々に存在しているんだなあと悟ったわけです。
地方においても高校受験はコースの分かれ目だということは知っておいた上で受験したいものです。参考までに当方の卒業した富山高専の同窓会誌「ほんごう」がおもしろいので添付します。
親御さんの声
 いつもありがとうごさいます。
 学校の授業についていくのはとてもたいへんなようです。
 1年生の数学もとても分かりやすく教えていただいたようで
 とてもありがたいです。
 少しずつでも勉強した事を自分のものにしていってくれると
 いいなと思います。
 「学校の授業についていくのはとてもたいへんなようです」とありますが、 一緒に横に座って問題解いていて、そんなふうに思ったことはありません。平気な顔でさくさく解いていく感じです。
時間をかければ大丈夫だと思います。ひとつひとつマスターしていきましょう。チャンスがあれば時間を増やすことを考えましょう。学校が急に午後から授業がなくなったとか、何か空き時間ができた時はメールで連絡とって授業時間を増やしましょう。
 
生徒さんの声
 毎週お世話になっています。
私は現状、高校に入ってからのほぼ全てのことをやり直す必要があり、これを2年3学期に入る今になって、一人でなしとげるのはかなり苦しいことなので少しでも力になって下さると幸いです。
これからよろしくお願いします。
君と同じように思っている生徒さんは世の中に多いと思いますよ。全体像がつかめないうちに細かい課題だけが怒涛のように押し寄せてくる。分かりやすくくだいて教えてくれる場がない。一般の生徒さんにとっての高校数学の課題です。
泉田塾たよりのページへ