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できごと:
 少しづつ春の気配が感じられますが寒い日が続きます。いかがお過ごしでしょうか?
受験の季節がやってまいりました。塾にとっても生徒さんにとっても試練の季節です。日頃の取り組みの審判がくだされます。
 学習曲線、成長曲線というのがあって学習は一直線に伸びるものではないようです。潜伏期間があって伸びる時が来たら伸びるものらしいです。
窓
 習い事に対する考え方。不肖私は戦後の古い時代、貧乏な時代に育ったもので習い事というのはやってきませんでした。今の人は、習い事は手取り足取り教えてくれて、その通りやっていれば免許皆伝になるという思いでしょうか。テレビの番組なんかを見ていますと親父、あるいは師匠は何も教えてくれなかった。見て盗めという姿勢だったということが度々あります。
 何を言いたいかといいますと、習い事に申し込めば努力しないで技能が手に入る、と。
技能ばかりは本人の意欲・努力なしではどーにもなりません。生徒さんの中にそういう考えでしめられているのであれば再考お願いしたいです。
 話変わりますが、英語をおしえていて中三なんかになりますと実力テストの問題、これをクラスのみんながちゃんとやれているのだろうか?一人を一対一で教えていても苦労するのにクラスのみんなにこれをどーやって教えるのだろう?と思ってしまいます。もともと不可能なシステムの中にいるのじゃないだろうか?と。あるいは選抜試験の駒としてつきあってくれていればいいという思想かな?とか思ってしまいます。
エピソード:
 前回エピソード、中国の寝そべり族続きです。寝そべり族の歌♪寝そべることはいいことだ。寝そべることは素晴らしい。寝そべることは正しい。寝そべっていれば倒れることもない♪
まず寝そべり族とは何者か:
「寝そべって何もしない」生き方。のんびり生きていく。マンションも車も結婚も子供も選ばず、一人で最低限の生活を維持する人々。貧乏セミリタイア。最低限の労働で最低限の生活費を稼いで一人でのんびり生きる人達。お金がなくなった時だけ最低限の労働をして稼ぐ人々。
主張:
・ずっと遊んで生きていくことが間違っているとは思わない。
・「国とかいろんな人のために働いて税金を納めてみんなで国を良くしていこう」小さい頃から教えられてきた常識。この常識本当に守らなければいけないのか?正しいのか?
・社会の競争に負けて、頑張って働いても大きなお金が入るわけでもないし、だったらもっと気楽に生きたい。
・ぜいたくな暮らしをしてみたい、結婚したい、家を買いたい、車を買いたいとかの目標を下げて欲望を減らしてのんびり生きていく。
背景:
生活コストが上昇し、不平等がさらに拡大し、伝統的な成功を目指すことが難しくなった。それなのに毎日忙しく働く。自分の人間としての尊厳を保つために最後に残った道「寝そべり」。
政府(習近平)の主張、国のためにみんなで働こう。何もしない人生に何の意味がある?国が衰退するよ。皆に働いてもらうことが国の目的。いかにして働かせるか、国を発展させるか、人々を使っていくか。
メリット:
・貧乏でも自信を持てる。
・貧乏でも幸せという選択肢を作った。
・「寝そべり」を自分で選択して選んでいる。
・のんびり満足できる生活。
・仲間がいる安心感。
・そんなにお金がもらえないのに毎日毎日体をすり減らして働いていく、時間も得られない低賃金のきつい労働からの解放。
デメリット:
・将来の可能性が激減。
・永遠に時間を持て余す。
・お金で手に入る幸福を手に入れられない。
・生きがいやりがいがない。

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