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できごと:
 日が長くなってきました。もう少しで夏至です。いかがお過ごしでしょうか?ある生徒さんの中間の数学の見直ししていまして思ったこと。一言で言えば「惜しい!」。まったくやっていないわけでも、まったく分かっていないわけでもなく、途中で失速している感じ、と申しましょうか、やり遂げるしつこさが足りないと申しますか、執念がない!
 こういう場合は本人に「確信」がない場合が多いです。やはり理解していないのでしょうか?やり方を当てはめているだけなのでしょうか?あと少しなのに悩ましいところです。
 数学勉強して何になる。大人になって中学高校で習った数学を仕事で使っている人、何人いる?といった議論がありますが、ある意味入社試験とか入学試験は食らいついてくる「根気」を見ているのではないでしょうか。それと新しいこと、見慣れないことを理解する要領とかが勉強のやる意味かななどと思ったりします。十人十色、個人差があるので全員に当てはめるわけにはいかないでしょうが。
窓
 いつも生徒さんのあら探しをしているような気がします。できないこと、取り組んでいないことを咎めだてしてばかりいます。
 一度でも美点を見つけ褒めたことがあるかと問い詰められれば、ありませんとしか答えられません。
 ここは一つ発想を変えて、生徒さん各自、自分の美点探しをしてもらいたい。もともと無理なく持っている自分の特長だから、そこなら伸びる可能性大ですね。
 で、自分の「美点」は何かと申しますと「がんばり力」です。がんばるのって自分では当たり前に思っていましたが、こういう生徒さんを教える仕事に就いて、意外とがんばるのってレア(まれな)な性質なのだななどと思っています。ついつい自分がそうなので生徒さんにも「がんばり」で事態を打開することを求めてしまいます。ダメな所です。
 とにかく美点を磨き必殺光るところとして温存、鍛えておくのはいいかもしれません。
エピソード:
   第一話
   向かいの奥さんがお孫さんが小学校へ登校するのを見送って「勉強はほどほどに」
  「給食はしっかり食べること」と訓示を垂れていました。
  第二話
   朝5時半ごろ資源ごみ出しに行きましたら、係りの人がたっておられて、僕は感心して「これであなた評価はうなぎ上りですね」というようなことを言ったら、「こんなことで評価高くなんかなりたくないわ」と吐き捨てるようにおっしゃる。どうやら給料以外の評価は欲しくないようでした。
  第三話
   田んぼで田植え(手植え)していましたら、若い蛇がシュルシュルシュルと泳いで近寄ってきて、あまりに接近するので「それ以上近づくと暴力に訴えるからな!」と叫んだらようやく向きを変えてあぜに戻りました。本当に若者の(人間であろうが動物であろうが)好奇心は偉大です。
親御さんの声
 いつもありがとうございます。学校では運動会も終り、授業が本格的にスタートしている感じで、課題をするのと、眠いのとの戦いの時があります。
 時間がかかっても自分の力でやる事でいろんな学びがあるのかなと思ったりします。基本的な自主学習はほぼ、時間を作れていないので、もう少し体力つくまで、勉強しられんかとなるべく言わないように気をつけたいです。
 当塾高校生一人いますが中間の成績表見せてもらいました。現代文B、古典B、地理A、現代社会、数学Ⅱ、数学B、情報物理、化学基礎、コミニケーション英語Ⅱ、英語表現Ⅱ、情報数学Aと、たくさんあります。
その一つ一つが高校の内容なので易しくありません。僕の密かな感想は「大変だな」と思いました。まして部活で100m全力疾走10本!とかやってくるわけです。十代でないとできないな、一途でないとできないな。
救いは範囲が決まっていて毎日コツコツやっていればついて行けるかも。

 「時間がかかっても自分の力でやる事でいろんな学びがある」
僕の哲学(考え方)と全く一緒です。田んぼの農作業では自分でやってみることでいろんな気づきがあるのです。これが何事にも代えられないのです。
そりゃ解答見れば早いし分かった気になるし、しかし後でテストしてみると
何もできない自分がいたりします。
まったく解答見ないわけにもいかないですし、その辺、要領よく!
生徒さんの声
 ノーコメントのようで… 年頃
 最近、生徒さんが三人の時は君が犠牲者になり、見てあげれないことが多いです。でも君は課題をしっかり取り組んでいるようでした。
 勉強に強弱をつけて大事な所とそれ程でもない所と区別し、全部を同じ強さで勉強しないことでしょう。
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