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できごと:
 急に寒くなってきました。ご自宅ではストーブを出されたでしょうか。塾ではそろそろ使おうかなと思っています。
 11月は文化祭と期末試験の時期です。塾内の様子は全力疾走というよりはストレッチという感じで進んでいます。時には、過酷に耐えられないと思うような負荷をかけて追い込むことも必要だと認識しています。超負荷によって伸びる時もありますからね。
 昔の歌にもありましたが「若い時はドンとやれ♪」あるいは「鉄は熱いうちに打て」とか、若さは鍛えるのに向いている時期なのでしょう。
窓
 先月号から「論評」欄を「窓」とネーミングを変更させていただきました。よろしくお願いします。
 五教科を書くとき、どの順で書くか?
当方は重要順として「国」「社」「数」「理」「英」の順です。
 国語が一番重要。生徒さんを見ていますと問題文を読み取っていないことが多々あります。ひどいのになると読まずに解くという特技を持っている子もいます。まず出題者が何を言っているのかとか出題者の心理を読まないとはじまりません。
 次に社会です。この文章を書いている時点でアメリカ大統領がトランプになるかバイデンになるか、まだはっきりしていません。どちらがなるかで結構未来は違ってくると思われます。今、自分達が生きている社会がどういう状況にあり、どうあって欲しいのか考えておくことはとても重要です。だから二番目としました。英語はとりあえずなくてもどうにかなります。ただし、試験科目としての英語は重要です。

 何か自分の得意なものを持っていて専門家と肩を並べられるくらい深く知っていることはとても大切です。いかに流布している情報が表面的で上滑りなものかが「深さ」を経験しておくことでわかるからです。あれもこれもでなくていいから「深い」ものを一つ持つことを生徒さんにお勧めします。
エピソード:
 お宮さんの役をやっていますと、いろいろな問題と直面します。初穂料(お宮さんへの志)をお米で納めるか、お金で納めるかという問題などもそうです。作道校下にも新しい住宅地が増え、他所から移り住んで来られた方も増えています。そういうお宅へただお宮さんの初穂料袋が置いておかれてあっても何のことか分からず、そのうちにゴミ箱行きになっている家も多いと聞きます。現代はお寺とかお宮は苦難の時代を迎えています。見えないもの、大いなる運行を司っているものに対する畏敬の念が失われているためです。
 ところでお米でいただくと女二人で支えている宮司さんといたしましては米30kgを運ぶのは大仕事になります。アンサーはお金がいいですねということになりますね。
親御さんの声
 いつもありがとうございます。
 算数文章題の考え方を、順に書くという事が、私も気になるところで、親はあまり教えられないので、違った考え方を記入していて、答えがあっていても、計算式がこれで〇としていいものか時々困っています。頭の中で答えがでても、記述が大事となる事が増えてくるので、面倒がらずに書くことが大切かと思っています。テストなどで難問があった場合、いったんとばすという事も苦手で先に進めない時があるようです。今回算数は自信があったのに問題を全部解けなかったのが悔しい様子でした。一つ一つ動じない強い気持ちで今やる事を大切にと思います。
 一番大事なことは「分かっている」ことで、答案の書き方はやはり二の次でいいと思います。答案の書き方は要は「分かっている」ことを相手に伝えることで、ダラダラと全部書かずに採点者が採点しやすいようにポイントを押さえて要領よく簡潔に書けばいいのです。とりあえず理解することに全力をあげてください。
 テストなどで難問があった場合先に進めないことがあるようですが、テストというものは誰でも解ける問題を20%、適度な難しさの問題を60%、時間内には解けない問題を20%入れて作ることになっています。これは100点続出では威信がたもてないし、成績にばらつきが生じてこそテストの役目を果たせるからそうなっています。それを知らずに頭の良いところを見せようと時間内に解けないように設計された問題にとりつかれるのはばかげたことです。
生徒さんの声
 答えはちゃんとでるけど途中の式が書けないから、そこをできるようにしたい。
 この前さいしょの所でとまって最後の方がかけなかったから、そこをちゃんとする。
 今度からあなたの答案の書き方を指導していきます。要はポイントを押さえて簡潔に!
 昔ゲームをしていて、ある場面でどうしても先へ進めず何度も何度も戦いを挑みました(僕の人生哲学が「戦い続けること=必要な分量をやらないと合格しない」だったもので)。ところがその場面の正解は「逃げる」こと!
でした。あまりの戦いの回数に、たまらず逃げたら、その場面をクリアできました。それ以来僕の人生哲学に「逃げだすこと」も加わりました。
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