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できごと:
 ようやく涼しくなってきました。いかがお過ごしでしょうか?
 塾内の様子は中学3年生は当塾においては受験の緊張感が感じられません。そろそろエンジンをかけないと。勉強面において競争の激しい世界に身を置くか、一歩引くか、コースの重大選択が迫られます。従来日本社会は序列がはっきりしていまして有名校→職場の序列の上位コースなどなっていたのですが、現代では様相が多様化して自分の境遇、個性に応じて微妙なコースも徐々に発達してきている様です。
 他の学年の皆さんも塾内では穏当に勉強を進めていると思っています、ただ中には、もっと授業時間を増やす必要があると当方が感じている生徒さんは多々おられます。
窓
 最近、あるきっかけで二冊の本知りました。2014年初版の「灘→東大理Ⅲの3兄弟を育てた母の秀才の育て方」角川、2019年初版の「公立小・中・高から東大に合格した3兄弟の母は何をしたのか?」大和書房。
 ガーンと当方の不勉強をつきつけるような本でした。あらためて世の中は広いと感じさせられる本でした。乱暴に一言で言うと、いかにして子どもの知的好奇心を増大させていったかストーリーです。勉強=嫌なものという刷り込みをしなかったストーリーです。
 昨夜テレビを見ていましたらアメリカの車椅子マラソンの女性パラリンピックの選手マクファーデンの強烈な向上心、ガンバリを撮っていましたが、歩くことができなかった少女時代の自らの驚異的な努力で上半身の力を発達させていったその時の「成功体験」が、競技で体力の限界に達し脳がストップをかけようとするのをストップさせるそうです。楽しい経験、うまくいった経験が次のがんばりを引き出しているストーリーのようです。平たく言うと苦しいんです。苦しいけどそれを乗り越えた時の快感を脳が覚えていて、今度の苦しみもきっと快感に。
しつこい当方といたしましては、うまくいった経験の積み重ね。
エピソード:
 生徒さんを見ていますと「ま、このくらいでいいや症候群」、中くらいの枠の中にいる自分。自分のなじみの成績ゾーンに安住しようとする。頑張ってやろうとしない。
若いからいくらでもやれるのに、若いから時間はいくらでもあるのに!!
脳は経験で変化するのに。
親御さんの声
 今月からスタートしました。これからよろしくお願いします。マイペースなので、自分のペースで集中できる空間が合っているようです。
家での学習は、思考のひらめきが半分までいっても、これでいいのかなという納得いっていなかった様子だったので、すっきりして、わかる事がとてもうれしいようです。ありがとうございます。
 マイペースで自分のペースで集中できる空間が彼女には合っていると私も思います。小学校の算数の応用問題・特殊算は「差」をうまく利用して解くというそれこそ特殊な技法が求められます。その部分の「考え方」彼女理解したのじゃないのかなあ。中学に行けば連立方程式で式が解いてくれるところを思考で解くわけです。
 ちょっと解くのが速すぎてもう少しゆっくり考える時があってもいいのかなとは思っています。答えだけ書く、答えだけ合っているというのも少し対策していかないといけないかもしれません。
生徒さんの声
 いえよりテレビとかなくゆうわくがないから
べんきょうしやすい。ドリルがすすむ。
ドリルがおわるとなんかうれしい。
 塾ではテレビがないからというのは、家ではけっこう見ているのでしょうか?それにしては目は悪くないようで頼もしいです。テレビは世界を見せてくれてとてもいいものですが、ダラダラと切りなく見ているのはよくありません。それともう一つテレビの怖さはパッパッと画面が切り替わるのが速すぎるのです。話題に思考がついていっていないのに、もう次の話題に変わっています。反射反応的頭脳になり、じっくり考えることが苦手になるような気がします。
 ドリルは何冊もあらくやるのではなく、一冊か二冊か良いドリル気に入ったドリルを選んで繰り返すようにしてください。当然、スラスラ解ける問題、苦戦した問題には印をつけ、苦戦した問題だけを繰り返すようします。
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