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できごと:
 六月に入りました。夏モードに衣替えです。いかがお過ごしでしょうか?
 新人は真面目に塾に通って真面目に取り組んでいます。部活を終わってすぐ塾という感じなので大変だと思います。疲れた顔で入ってきても、そのうち顔が赤らんで、課題に没頭していると受け取られます。
 生徒の皆さんは当方とは違う特質、言われたことは真面目にこなすという特徴をお持ちなので、いい方向に伸ばしていけたらいいなと思います。ただ習っていないことはやりたがらないとかがありますので、巾というか深みというか、そういったことにも寛大であって欲しいと思います。
論評:
 今のお子さんに共通した特徴は、結果を早く出したがる。先へ先へと頭が回転しているというか、当方の説明よりもっと先に行っていることがとても多いです。頭の回転が速いことが頭がいいと受けとめているようです。いわば「キレ」を求めて「コク」を嫌がる。
味わいとか深みとか「キレ」以外の要素も頭の働きにはあることを理解してください。途中過程を大事にすることにもつながると思うのですが。

 5月30日、NHKスペシャル 子どもの声なき声シリーズ 不登校44万人の衝撃という番組を見ました。学校の都合と子どもの要求がずれてきていることが44万人という数字になって現れてきているようです。学校は相変わらず管理、管理、強制で、自分の成長に必要な魅力的なものがいっぱいぶら下がっていて、自分の好きなものが選択できる場にまだなっていないようです。 てっとり早く言えば、学校は自分の好きなものを見つけ、伸ばす場所になってほしいですね。この番組での広島県教育長平川理恵さん(民間から転出)の「学校は意味づけ、あり方、スタイルが変わらなければならない」という発言は大きいです。
エピソード:
 今回はエピソードというよりエッセイです。今、日本人はとてもオッカシイシステムの中に生きていると思います。生きていて楽しい、明日も生きて行こうという気が湧いてこないシステム。行儀よく言われた通りにしないと優等生になれないシステム。安倍さんは、社会は景気拡大やら数値目標ばかりをかかげていますが。
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