>> 泉田塾 情緒・環境のHP せんだじゅく
泉田塾たよりのページへ
月画像
月タイトル
できごと:
 夏休みが終わりました。少し涼しくなりました、いかがお過ごしでしょうか?
 生徒の皆さんはダレることもなく前向きに取り組んでいると思います。いずれ結果に出てくると思います。
論評:
 新聞テレビを見ていますと8月31日特集というのが結構ありました。新学期の始まるこの日に学生の自殺が一番多い日だということでの特集です。
 その中でNHKアサイチは文部科学省通知「不登校児童生徒への支援の在り方について」によると、
 ・その行為を「問題行動」と判断してはならない
 ・不登校児童生徒が悪いという根強い偏見を払しょくし
 ・学校、家庭、社会が不登校児童生徒に寄り添い共感的理解と受容の姿勢を持つことが重要
だそうです。
 番組では、フリースクール(セカンドオピニオンならぬセカンドスクール)に通う生 徒はフリースクールのことを「好きな事だけをやっていい場所。自由に行動して良い場 所。一方学校はルールがあって結構厳しい」と言っている。フリースクール運営者は「学 校に子供をあわせる」と「子どもは色々で、子どもに学校を合わせる」と二つの立場を 挙げ、靴と足の関係に例え、靴に足を合わせようとする人はいないでしょ。と語ってい る。一方おじさん達は「好きな事だけをやっていていいのか。社会は自分に合わせてく れない。社会の中に自分がはまっていかなくてはならない」好きな事だけをやっていく というのは甘えでありズルである。文部科学省通知にも「国家・社会の形成者としての 必要とされる基本的な資質を培うこと」を学校の目的の一つに挙げている。  番組の中でイノッチさんは学校で勉強している時「なんでこんなことやっているのだ ろう」と思ったと言っている。また、好きなことを突き詰めて行く場所が(学校には) ないとも言っている。
 また番組出演者、川崎市でフリースペース「えん」(生徒数40人)を運営する西野博 之さんは、ある500人ぐらいのイベントで「不登校の人は甘えやズルではなくて自分 の心に正直に生きているのだ」と語ったところ会場の500人からスタンディングオー ベーションを受けたと語っている。
  塾の経験では最近は「偉いことを教え込む」よりも「生徒さんに合わせる」姿勢の方が好まれるようです。
エピソード:
 あるお葬式で隣に座った人と話していて、県警の経理を定年退職したあと富山の免許更新センター横の教習所の所長に納まったそうですが、現場叩き上の幹部がなにもかもやってくれ反感をくらわないように納まっていればいいというようなこと言ってました。
泉田塾たよりのページへ