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できごと:
 寒さが身にしみる季節の到来を感じる今日この頃です。いかがお過ごしでしょうか? 教師は一度説明してしまうと安心し、任務を果たした気になってしまいますが、このところそれではいかんという場面が続出し、改めてこの仕事の難しさを痛感しています。簡単に言うと、その時は納得し覚えたようでも少し時間が経つともうすっかり忘れているという現象です。本人の本当の好奇心とやる気とは別のこと(勉強)をやっているせいでしょうか?それとも復習(何回も記憶と理解の再確認)しないと、人は忘れるものだと、復習の大切さが身にしみていないからでしょうか?本人の勉強の必要性が、その時々の試験を通るための一過性のもので、生涯に渡って必要だと痛感していないからでしょうか?悩ましいことです。
論評:
 中間テストの見直しをしていまして最近の採点の傾向を痛感いたしました。どういうことかと言いますと、例えば国語ですと、解答の方向性が良かったり、だいたい合っている程度では丸はもらえないということです。例えば数学ですと方程式を解く問題で答えは合っていてもX=が書いてないという理由で減点されたりします。  世の中の風潮と一緒でマニュアルとか基準にぴったし合っていないと、どうやらだめらしいのです。人の意欲を伸ばそうという部分が欠落している社会と申しましょうか、何ともせち辛いことになってきたものです。とは申しましても塾としては、この採点の傾向を踏まえ解答の様式にもう少し気をくばろうと考えています。「だいたい合っている」は通用しないのだと。But、こういう社会の風潮がいじめや自殺の多い社会を生んでいるんでしょうね。
エピソード:
 むか~し、中央予備校というところで数学の教師をしていた頃、同僚の古文の先生(この人はむか~し高校生だった頃、兄の同級生だったので一度家に遊びに来た時に会ったことがあります)と飲みにか食べに行ったことがあります。その時の彼女のセリフ「しゃべりたくない時は無理にしゃべらなくていいのよ」でした。
  紙面が残っていますが、特に書くことがない時は無理に書かなくてもいいということにさせていただきます。
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