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できごと:
早いもので、もう12月です。塾内は各人その人らしく相変わらずに進行しております。「その人らしく」の部分は変えようもなく生涯続くその人の持ち分だと思います。自分の流儀と違う所も多々あり一人一人に合わせるというのは大変なことだと思います。集団指導ではどうしているんだろうと気になります。勉強が人を鋳型に入れるのではなくて個性とやる気を引き出せたらいいですね。
論評:
 人が学ぶのは自分の世界を開いていくため。新しい知識を得る、技術を身につけるなど。知らないうちに利便性に偏った考え方をしています。成績、いい学校、いい会社という見方で勉強を見るのも勉強の一面のような気がします。自分の世界を開いていくための肥やしという見方も持つ必要があるのではないでしょうか。いわゆる教養、人格、物事に対処する力を養う、です。このお金が猛威をふるっている現状で教養、人格のあり方が問われています。
エピソード:
 山の畑に小屋をつくっていまして先日、西境の左官屋さんと現場まで一緒に車で行く道中、いろんな話をしました。西境「やんちゃをしたらダメ、やんちゃをしなければ仕事が途切れることはない。お客さんの口づてに伝わる自分の評判が一番の広告。広告している連中は大したことがないということだ」ちなみに小杉駅の正面の白色のコテ絵(2m×1.5mぐらい)は西境さんが左官のコテで描いたものです。なんでも、あいの風鉄道が全国にデザインを応募して382名の応募作品があったとか。社長や射水市の幹部も何度も制作現場を見に来たとか。  西境さんは親爺の死や兄が目が悪くなるなどが重なって学業を断念せざる得なくなり16歳から左官の道に入られました。「苦しみが人間を鍛える、楽しみは限度内で」という哲学を披露された時、期せずして空に虹がかかりました。
親御さんの声
 いつもありがとうございます。寒くなってきました。
11月も中旬となり、もう少しで12月です。
そろそろ期末テストの勉強をお願いします。
家では「分かる。分からない所はない」と言いますが、
見直すと忘れていたり、よく理解していない所があると
思います。算、国のテスト対策をよろしくお願いします。
   「見直すと忘れていたり、よく理解していない所がある」このことは特別に重厚な性格の子、大人びて考え深い落ち着いた子をのぞく子供一般に当てはまる特徴です。子供は楽しいこと、面白いことに目がなく苦労・辛抱を嫌がります。重い荷物を担ぐ力や体や気持ちがまだ出来ていません。重い荷物を自発的に担ごうとするのは社会に出て辛い目に遭って自分の態度、姿勢が間違っていたことを悟った時からです。 痛い目・苦しいことが人間を鍛えます。  子供の持ち味の軽い飛翔力と合わせて、重い慎重力も身につけていきたいものです。
今回の中間テストで久しぶりに点数らしい点を
取ってきて、(習っている数学と英語だけですが…)
もちろんそれもまだまだなのですが、うれしくなって
「やればちゃんと出来るんだよ。あんたに欠けているのは
脳ミソじゃなくて努力だよ。」と誉めてみまし
た。大きく納得した様子でしたが、その後もあまり
変わらぬ学習態度。
自分成長のこやしはなかなか見つけられない様です。
「やれば出来る」子だとは私も感じます。物事に対するやる気と積極性があって人生を楽しんでいる面があります。しかし、問題をよく読まないで自分のサッと思ったことを書いたり、テンポがやけに速くて、やけに速く間違ったり(いわゆる早とちり)勉強に慣れていません。頭の中が楽しいことが駆け巡っているような彼が慣れない勉強ワールドでシュンとエネルギーを失くしてしまっている時もありますがくじけずについてきてくれればいいと思います。
先生の親を喜ばすのは難しいことではありません。
ちゃんとやりさえすればいいのです。この文章がとても
ズキンとしました。この様な子供であれば反抗期も
なく、とても良い子とほくほくでしょう。でも少しだけ
反抗期があってもと親の欲が…  この時期を
通りすごせば時が解決を…  信じましょう我孫を
心も体も成長してくれるのを楽しみに。
私の周りにも普通の親の喜ぶ方向に進んで来なかったのがたくさんいます。成績の良い子は中部、富山高校に進むのが当たり前で先生もそれを当然と考えている風潮に反発して富山高専に進んだ人などなど。  現代は遅くまで学業が続くので親の敷いたレールから外れ自分の道を歩みだすのは27歳ぐらいが多いのですが、じつに親とは長い辛抱の道ですね。 彼女に関しては実に素直、こちらの思い通りに動いてくれる日と、最初から荒れ模様で、こちらの意に反することばかりする日とあり当方理解ができていないので戸惑います。彼女の特徴としてハプニングをとても喜びますね。何か予期せぬことが起こると喜ぶのです。逆に言うと敷かれたレールに大人しく乗っておれる人ではないようで。何も良い助言にならずすみません。
生徒さんの声
勉強しようと思ってもなかなかうまくいき
ませんね。集中力も長く続かない
のでなかなか長い間勉強し
続けるのは難しいですね~。
  現代は結構二世の時代なので政治家の息子は政治家に、俳優の息子は俳優に、スポーツ選手の息子はスポーツ選手になるということが多いです。勉強に頼らない生き方としてスポーツ界、芸能界が代表選手です。その他、人のやらない樽作りや染色工芸家など伝統技術とか外国映画の字幕翻訳家とか人の知らない微妙な、こんな仕事があるのかという分野で活躍している人をテレビを見ていますとよく見かけます。こういうなんというか独力、自分の運と才能という生き方を選ばないなら、大抵は試験を受けて採用が決まるという学力が必要とされるコースが多いです。つまり将来の夢を描き、学力は必要だと自分を奮い立たせて机に向かう。  ゲーム感覚で次の試験をゾンビだと捉えて撃破する作戦を立てるとか、次の試験の数学は60点以上ならゲーム上の怪物を倒したとして、そのステージはクリアしたことにするとか自分の知っているゲームの世界を応用して勉強ワールドに喰いついていくとか。とーにかくどんな生き方で自分のエネルギーを発揮するのか作戦を立てないと。
もっと勉強してあたまよくなりた
い!!あと国のテスト100点だったよ~
―――――――(海のいのち)――――――
あざっす!!
       完(笑)
  「あたまいい」ってどういうこと?当方あたまいいかしら。中学時代、成績が良かったので高岡高陵中学へ出向いて思考テストのような試験受けさせられました。結果は40点ほどで散々でした。平均的知能しか示さなかったわけです。その時60点ほどとって新湊南部中グループで最高点だった人もその後、社会で目立った活躍をしたとは聞いていません。二十歳で学業を卒業して会社に入ると、一応しっかり身分制度はありました。同期生が大学出ばかりだったので、その中で一緒に行動していました。スキーに行ったり麻雀したり。しかし会社の総務課の書類を見るとしっかり機械工と書かれていました。開発とか生産技術の方には配属されませんでした。その後一念発揮して東京に出て猛勉強を開始して日本で一番いいとされている大学にはいりましたが、その過程で切磋琢磨というか全国の勉強家と模擬試験で渡り合いました。結果、英語が読めるようになり、数学の問題、物理の問題が解けるようになりました。自分でも頭良くなったなあと思いました。つまり努力で平均的知能の人間が頭脳を無理矢理開発したわけです。  国語のテスト100点だったそうですが、君は国語の力あるなあと感じる時があります。体験からか、本を読むからか。  また鋭い突っ込み、指摘たのんまっす!!
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