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できごと:
 暑いですね。昔は32℃が最高でしたが最近は35℃は軽く超えます。こういう自分ひとりではどうにも解決できない問題が多いですね。しかし一人一人に確実に関係してくる問題。問題解決学習とはひょっとしてこんな問題に取り組むことでしょうか?  夏休みが始まりました。聞いてみないとてんでに何をしているかなかなかつかめません。ある日曜日、ある生徒さんは家で寝ていたかと想像していたら剣道の二段の昇段試験に行っていたそうです。
論評:
当方NHKのアサイチという番組よく見るのですが、この時刻家にいるのは主に主婦の方で、したがって主婦向けの生活の知恵が多いのですが、それを男の僕が見ていていつもとても参考になります。最近はノーベル賞の山中教授という人が出て来てVWを唱えました。フォルクスワーゲン(VolksWagen)のことではなくて彼のアメリカの師匠さんに学んだポリシーで、ビジョン(Vision)を持つこと。あきらめずにひたすら励む事(Work hard)だそうです。日本人はワークハードは得意だけど、ビジョン(展望、判断)を持つことは苦手だと言っていました。先の大戦(1937~1945年)でも疑うことなくひたすら進撃するだけにこの特徴がよく現れています。そして番組で山中教授はビジョンを持つことの方を強調していました。 前回7月号では「論理力」(理詰めの思考能力)だけを鍛える教育に閉口したと書きました。それに対抗する軸は何でしょう? 情緒力でしょうか?情緒力って何でしょうか?これまで育って来て魂がゆさぶられた経験の合計したものでしょうか?
エピソード:
 ある生徒さんたちが剣道の二段の昇段試験を受けに福岡町のUホールに行っていた時刻、当方は何をしていたかと言えば中1、小5、小1の子供を持つ母親と中2、小5、小3の子供を持つ母親がそれぞれ100万円づつ出し合って買った八尾の立派な家の壁を破る作業をしていました。天井を破って梁をむきだしにしようとか和室の壁も破ってしまえとか、なかなか意見がまとまりません。実家が大工という高2、小3、年長の子供を持つある母親が丸鋸を持参してきていたので煮え切らない議論に業を煮やして当方が丸鋸で小さな小窓を壁に開けて見ることに。いったん端緒をきってしまうと後は怒涛の破壊。当方もキチガイになんとかで丸鋸の機械力の勢いで、ここまでにしようと自分で決めていた境界を越えて丸鋸で切ってしまい。つくづく安保法案は危ないと変な実感をしてしまいました。(勢いが止まらないのです!)長々と私的なことを書いてしまいましたが言いたかったことは立派な安定した部屋の壁。絶対的に君臨していたその壁。動かないように見えたその壁が取り除くことができること。あいた壁からは狙い通りの風が入るようになり、おまけに向こうの山並みまで見えるようになって開放感のある空間が出現したこと。つまり「絶対」と思いこむことはない!ということです。
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