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できごと:
 嬉しい出来事が一つありました。ある日、生徒さん一人と授業をしていますと「今晩は」という男性の声。誰だろうと出てみると、F君の親爺さん。何だろうと聞いてみるとF君の姉さんがN県県立大学国際地域学部に合格したという嬉しい知らせ。満面の笑顔にお父さんの喜びが溢れていました。中学では教えていましたが、高校生になってからは2回ほど臨時で授業しただけでしたから、この報告は有り難かったです。多くの予備校などがやっているように夏期講習に参加しただけで○○大学合格者に名を連ねるのを参考にして、当塾も来年の大学合格者とさせていただこうかなあなどと考えています。
論評:
今回は諸所で繰り広げられている激しいトレーニングの例をご紹介したいと思います。佐藤優という、かつて外務省にいた人の「官僚階級論」という本からの引用です。ここから→私が外務省に入省してから研修生としてイギリス軍の学校でロシア語を勉強したときの話から入ります。(中略)1985年当時、日本の外務省が、ロシア語を学ぶ外交官の卵たちを、なぜイギリスの語学学校に研修留学をさせていたかというと、そこでは合理的なカリキュラムにもとづくロシア語の授業がなされていたからです。一日に単語を25単語から28単語、フレーズを7つから10覚えます。完全にマニュアル化された電話帳のような教科書が11冊。全部を積み重ねると1mを越えるそのユニットを一日に50数枚づつこなしていくというやり方です。この語学学校では小テストで90点以下を2回取ると退学、大きなテストで85点以下を1回取ると退学。こういう厳しい教育プログラムになっていました。授業は朝の8時から始まり午前中の文法の授業が12時くらいに終わり、お昼を食べて午後1時から会話の授業を3時くらいまで受ける。その後宿舎に帰り、それからだいたい6時間、夜の9時くらいまでやらないと終わらない量の宿題が出されます。それをこなすと10ヶ月で東京外語大学の3年生を修了したくらいのロシア語のレベルになります。(後略)
エピソード:
 これもまた引用です。私の母の昭和15年の日記からです(15歳、7人兄弟)。 12月31日 火 晴ノチ雨 起床五時半、就寝十時半。お母さんは坊やを寝かせておられたので私は御飯ごしらえをする。納屋から薪をとって来てもやしつける。なかなかつかない。はがやしくなる。お母さんはいつもこんなふうにやっておられるかと思ふといま更ながら尊くおもはれる。火はだんだんと燃えて来たのでとなりへおつゆの鍋をかける。両方ともにもやしつけ次にお茶碗を洗ふ。夕べはお魚のお汁だったので、にごしの中にはいってゐて手はきれるやうに冷たい。長くつかっていると手はしぶれて来る。これくらゐなんだ北支か満蒙にお働きの兵隊さんの事を思へと心をはげます。ようようあらってしまったら手はいきって来た。七時頃御飯は出来た。一人で御飯の用意をしたとおもへばうれしく又この様にしこんで下さったお母さんに感謝する。お午の御飯を食べてから明日の用意のため町へお使いにゆく。三時頃帰る。今日は大みそかである。一年中のちりを全部はききよめる。夜はおそばをいただく。皆おいしいといってみるまに賣れてしまった。お父さんは「二千六百年の最後ほどあって、おそばはいつもにないおいしかった」とおっしやった。ああ二千六百年なんと意義のあるよろこばしい年であったろう。さようなら二千六百年。
親御さんの声
 いつもお世話になっています。 大きな学校行事も終わり、いよいよ受験モードに突入してきました。 最近は伸び悩みと言いますか、イージーミスが多い様な気がします。 1点、 2点の差で明暗を分ける事もあるので1問1問を大切に してもらえたら…と思っています。頑張っているのでもったいない!!
   イージーミス。確かにありますね。「?」と首をひねることが確かにあります。日頃、時間がたっぷりある時は、ゆっくり納得いくまで考えておき、テストなどの実戦の場では、ためらわずに思い切って「女は度胸!」と行く。いかがでしょうか?
 今月もよろしくお願いします。 理解しているようで、でもあわてん坊だから これでいいか的な所があるので又見て注意していただけたらありがたいです。
   これでいいか的な所。本当にそうですね。いたく共感いたします。「なくて七癖」人間の性質は変わりようがないようにも見えます。痛い目に遭って自覚していくしかないようにも言えます。ダーッとダッシュする力とそれをコントロールする力。年を取るとダッシュ力が弱まりコントロール力が強まります。
 通塾の回数を本人の意向で週2回から3回に増やしたところ、少ししんどいかなと思えたのでやっぱり2回にしとこうかと提案しましたが、本人は3回にすると言うので、様子を見ています。 テストの点数がすべてではないけれど、やはり低い点数は負けず嫌いの本人にとって、つらく感じることのようです。
   頑張ろうとする本人の「気」を感じます。風といいましょうか、上げ潮といいましょうか。その風に乗ってこちらは教えていきたいと思います。エンジンはあくまで本人。
実力テストや中教研でなかなか点数がとれません。 どうしたら点数があがるでしょうか?
「どうしたら点数があがるか?」授業料をはらっていただいている親御さんの気がかりな点は、ここにありましょう。作物で言えば収穫量を上げよということですね。当方の友人の鶏500羽飼って農業営んでいる彼に言わせると「土づくりをせよ」と言います。それで彼に重ねて尋ねました。「教育で土づくりとは何だろう?」即答は「考える力、感じる力をつけること」と答えました。彼は今、八尾大長谷で自治会長をやっています。
生徒さんの声
受験まで もう残り少ないので、自分の行きたい高校行けるように頑張ります。 これからもよろしくお願いします。
  イージーミスをなくすように心がけしましょう。時にはイージーミスについて考えましょう。なぜこのミスは起こったのだろうか?そしてどうしたらいいのだろう?と。カウントしてデーター化して表をつくるとか。
頑張ります。よろしくお願いします。
  まだダッシュするには早すぎるようなので、ゆっくりゆっくり牛のように進みましょう。しっかりしっかり地固めしていきましょうよ。
勉強の仕方が分らず困っています。
ファイトを感じます。ちょっと塾に入ってから大人しくなってしまったように最近感じるんですが、ファイトは君の武器ですよ。あと、鵜呑み学習と言いますか、がめ書き学習といいますか、言われた通りに、すぐ書き直すというような学習法を感じたのですが、もう少し耕すというか、学習の深さを追求するというか、考えるというか。しかしこれまでD校に行った生徒さん達も、そんなに考えていたかというと、さほどでもないのでご安心を。学習法としては過去のテストを蒸し返し、繰り返し見直しをかける。とにかく学習は繰り返すことですよ。
エピソード、生徒さん向けコーナー、塾長の自由研究
 お休みします。
冬休み利用強化授業の募集をいたします。ご希望の方はスケジュールを別紙にご記入ください。昨年、受験直前に入塾して総合点200満点中驚異の20点UPを実現したK君は冬休み他に誰も申し込み者がいなかったせいもあり冬休み独占で成績上げました。熱意も相当なものでした。
三者懇談会を別紙のように行います。塾に望むこと、情報など交換いたしましょう。
蛇足として昭和20年4月の当方のおばさんの小学四年生の写真を貼ります。足元にご注意ください。
図
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