できごと:

 今月は机たたきが二度ほど、久々の壁けりが一度でしょうか。塾とは高度な進学テクニックを教えるところかと思っていましたら、あの人もこの人も凡ミスをする。そして忠実に進んで行けば解ける問題を誰がやっても解けない問題へと作り変えて苦しんでいる。その凡ミスとのおつきあいが塾の仕事の「今」かなと思っています。

論評:

よく息子、娘の結婚相手を本人に決めさせ(あたりまえですが)、困った場面が出てきたら「お前の決めた結婚だろ」という手がありますが、当方もこれまで進路の決定にはなるべく口を出さず本人の決めた決定に沿って応援するというスタイルで来ましたが、最近指導力はもっと発揮すべきではないかと思っています。本人が口にする進路に対して判断が甘すぎるというかその進路が本気なら、あれもやってこれもやってとてもこんなペースでやっていては追いつかないことをはっきり言うべきかどうか。特に大学受験の場合、全国的な競争ですから勉強量の多い相手がズラリという感じですから生半可の量では太刀打ちできない。そこに本気になって切り込んで行くか。グイッと水準より顔を出すというか、勝ちの味を覚えるというか。それにはこれこれが必要なんだということを強く主張する路線で行くべしかなと。

そのやり方は本人を追い込むことにもなりますし、大学合格が至上の価値という誤解を与えかねないし、人それぞれ、向き不向きもありますし、多くの進学塾は大勢の中から今の勉強に向いた人だけを選抜し合格数を誇るというやり方ですから「お客の数だけ満足がある」からには、ほど遠いです。大学進学至上主義にもならずぬるま湯にもならず「お客の数だけ満足がある」を目指さなければなりません。

エピソード: 

 高倉健さんと食事したことのあるフランスの知人(日本人)が田植え手伝うと言っておきながら来られなくなったということでチョコもらいました。そして思ったこと、日本のチョコはなんて子供の味なのだろう。甘さだけが強く強調されているだけというか。

 塾長の自由研究:

 最近、昔この辺でバンチクと呼んでいた鳥(ヒヨドリかな)が夕方6時から7時にかけて作道の家々の屋根すれすれに20羽、30羽と野村、久々湊方向へ飛んで行くのが見られます。見られましたか? 第一群が過ぎると第二群、第三群と次々と編隊がやってきます。そこで気になって追跡してみました。その結果、まず野村でいったん集合、ここが終着かなと思って見てましたら500羽ぐらいの集団になって再び飛び立ちます。そして三協アルミ射水工場の前あたりの電線に鈴なりになります。そしてねぐらはというと三協アルミ社員駐車場のこんもり繁った木立へとすっぽり収まります。2000羽、3000羽もっとそれ以上。壮観です。

親御さんの声

  先月のおたよりに返事をいただきありがとうございます。先生のおっしゃる通り週1回では中途半端のような気がします。本人には「7月から週2回にしたら」という話を進めていますがOKが出ません。先生から一言いってもらえないでしょうか。次の目標点がとても高いようでびっくりしてます。

 週1回ですので数学だけやっています。その数学も十分やっていません。はい中途半端です。この際、期末試験の結果が悪かったら最初の約束通り週2回にしてもらいましょう。昔、ある生徒さんは「塾へ行ったら10円あげる」と言われて喜んで来てたようです。その手はもう小学生じゃないからききませんかね。