できごと:

 四月は入学式、入社式のシーズンです。当塾では高校三年生は一人でしたが希望を叶え県立総合衛生学院看護学科に推薦入学で進んでいきました。中学三年生は四人でしたが間際に入塾してきたA君を除いて、それぞれ呉羽高校、高岡商業、小杉高校と県立高校に進学していきました。番狂わせなく実力通りに平常心で見事やってくれました。塾としてはとてもありがたかったです。発表の日はいつもながらドキドキします。しかし今年も「やることをやった人は合格する」というセオリーをかみしめました。それぞれの人がそれぞれの花を咲かせる道を歩めばいいですね。

論評:

セブンイレブンは現在コンビニ業界の勝ち組だそうです。セブンイレブンのKFS(Key Factor for Success成功のカギ)は“お客様の立場になって”で“お客様のために”ではないそうです。“お客様のために”だと独善になってしまうことがあります。生徒さんのためだと思って実は教師の流儀を押し付けていることがよくあります。反省、反省。当方の流儀(武器、長所)は「がんばり」ですので、それを生徒さんに強いると受け入れてもらえないのです。生徒さんの立場になって、生徒さんの武器、長所、流儀を見つけていかねばなりません。

エピソード: 

 当塾では蛍光灯を本体そのままで球だけ全部LEDに変えました。消費電力は半分です。ところで蛍光灯を使っていた時のススのような汚れが付いていたので、いったんLED球を全部はずして拭きとって再度LED球を付けたら2本ほど除いて灯りがつきません。困ったことになったとしばらく考えて、ふと若かりし頃ダイオードで回路を作ったりしてた頃のダイオードには極性(+-)があることを思い出して、球を逆に差してみたら見事点灯しました。持つべきものは何とやら。背景といいますか総合力を持っていることは何という強みかと思った次第でした。しかし単純に考えれば自分でがんばらずに買った業者に相談すればよかっただけのことかもしれません。

 塾長の自由研究:

 中学三年生が卒業し塾は寂しくなってしまいました。そこで塾のチラシをあちこちに配っています。久々湊の村でのこと「大東亜戦争の戦没者慰霊碑」に出会いました。戦死者の数を数えてみると18名。この小さな村で18名とすると作道校下に十ケ村あるとして180人少なく見て100名の戦死者として射水市に15小学校校下あるとして1500名。富山県の市町村を15と見て1500×15=22500名。少なく見て2万名。知事の県政レポート(平成17年)によれば富山県の軍人、軍属の戦死者は24974名となっています。ちなみに松の木村で出会った日露戦争慰霊碑では戦死者は2名です。