できごと:

 塾内の様子は、皆さん素直に課題に取り組んでいます。小学生は好奇心活発。中学生は塾での姿はおとなしい。勉強の仕方も受け身。高校生は専門知識を教えていればいいので、ある意味楽。進路に対しての積極性、責任を少し感じて来ているなと感じる今日この頃です。

 論評:

生徒さんの個性・クセに気づくことがあります。今回気づいたA君のクセは自分に難しい話になると、脳の耳が自動的に閉じてしまって、まったく聞いていないモードに入るというクセです。教師は秘術をつくして説明しているつもりが相手はまったく聞いていないモードに入ってしまっている。脳の耳が開いているのかの確認から入らないといけません。畑の雑草と同じでやっかいなことです。

エピソード: 

 「蜘蛛の子をちらすような」という表現があります。言葉としては知っていたのですが体験として知るようになったのは最近塾の掃除を丁寧にやるようになってからです。床を掃いていると小さな小さな1mmもないような蜘蛛の子が四方八方に逃げまどいます。それを見て初めて「蜘蛛の子をちらすような」とはこのことかと合点がいったのでした。毎日毎日十匹以上の蜘蛛の子をつぶしているのに、いなくならない。虫の人口はケタ違いなのでしょうね。

  塾長の自由研究:

 田んぼの約半分の稲をやるという人が現れました。自分で刈ればお米はやるというのです。そこで何日も義勇軍を募って稲刈りに出かけました。全部手刈りで刈ってはさがけして頃合いを見計らって脱穀。すぐ近くにコンバインが止めてあったのでお願いして脱穀だけコンバインでやってもらうことにしました。エンジン始動。当方は何も感じず稲を次から次へと放り込んでいたのですが運転手は焦げ臭い匂い、黒い煙に異常を感じて運転停止。当方はエンジンかと思ったのですがおじさんは動力を伝達するベルトに断定。車体のカバーを開けて当方に「動いていないプーリー(歯車のようなもの)を見つけろ」と言う。再びエンジン始動。確かに動いていないプーリーが一個ありました。次におじさんのしたこと、そのプーリーの軸の延長線上にお米タンク室へお米を運び上げる煙突のような管があることを指摘。その煙突の下部にお米が詰まってプーリーが動かなくなったと推理。そして当人は82歳なので若い僕に車体の下にもぐらせ、その箇所を開けて詰まっていたお米を出させました。再びエンジン始動、今度は快適に回りました。当方をゾクゾクさせた推理の箇所は回っていないプーリーの軸の延長線とお米を上げる垂直の管の延長線を交差させたところです。今回もわけのわからない自由研究ですみません。(黒い煙と臭いは動かないプーリーとベルトが摩擦を起こして出たものです)

親御さんの声

 

 いつもありがとうございます。

 勉強が嫌いな子なので少しでも勉強の習慣がつけばと思い通わせています。 

 9時にいつも迎えに来ますので、その時間に終わっていただいたら助かり

 ます。

 

  海老江コミュニティセンターの横にログハウスのグレースという水・木・金だけ営業する喫茶店があります。そこでむか~し新湊中央ロータリークラブに当方が入っていた頃事務員だった金谷さんという女の人にばったり久しぶりに会いました。いろいろ話があって、話題は「学習」という方向に行き、彼女いわく「誰でも興味がわけば自分で勉強するものよ。要はどう興味をわかせるかだよね。誰でも自分に分り易い範囲の話なら、乗ってくるものよ。」という趣旨のことを言いました。誰でも本当は学習が好きなんだ。各人学習の受け入れ守備範囲があるんだ。空大君のストライクゾーンに球を投げるように努めたいと思います。