各所に花が咲いて春の息吹を感じます。いかがお過ごしでしょうか。

入学試験、卒業式が済んだと思ったらすぐ入学式です。あわただしい月ですね。

中学3年生は二人いましたが、それぞれ伏木高校、小杉高校と合格して行きました。いかにもエンジンがかかったと見られるのが遅くほんとうに三月になってから「真剣」を感じました。もう少し自覚やエンジンがかかるのは早い方がいいですね。

  三月の終わりに中学一年生三人が辞めていきました。理由はお話の端から推察するしかないのですが、家で勉強を少しもしない、やる気が感じられない。成績が下がりだした。というようなことです。「うん」、「うん」と大きくうなずいておられるのではないでしょうね。で、言い訳を一言。高校入学ということに関しましては大きく外したことはないと思っているのですが、お母様たちは辛抱しきれない。口コミのなかで何かお聞きになった噂がありましたらお伝えください。 

 私なりのまとめといたしましては成績が上がらないということが長期に渡るということをお母様たちはお許しにならない。お母様たちで私や塾に対していろいろ思うところがお有りだということですね。 


 紙面の残りを今月のエピソードといたします。去る3月21日は弘法大師空海さんの命日だということで富山市の真興寺という前田の殿様ゆかりのお寺さんの涅槃会に行ってきました。そしてそこで井波町の金城寺の金子というご住職のお話を聞きました。涅槃図の説明を受け、初めてお釈迦様の命日は2月15日であることや北を枕に西を向いて亡くなられたことや、その周りに沙羅双樹の木が生えていたことなど知りました。金子住職はお釈迦様の命日の暗記の仕方として「バレンタインデーの次の日」と言っておられました。さてその長い説法で何を感じたかと言いますと、塾などでただ知識を詰め込むだけでは片手落ちだということでした。命のことを考え、命を育むようなことを取り入れていかないといけないと痛切に感じました。そして初めての真言宗体験で葬式宗教でない何かを少し感じたのでした。ちなみに私のところは浄土宗です。蛇足でした。

                            泉田 ☆