みなさま夏の疲れはもうとれましたでしょうか。毎年毎年よく乗り切っていますね。新学期がはじまり食欲の秋、読書の秋がはじまります。体調を整え次のための蓄えの季節です。   塾内は静かなクラスの時もあればうるさいクラスの時もあります。大波小波をのりこえて粛々と進む船のようです。急に結果として現れたというのはあまりありませんが、地下のマグマのように地道に蓄積して行っていると信じたいものです。

 先月の20日に新港の森で一日プレーパークという子どもの遊び場をしましたが朝、道具を出そうと外に置いてあるロープの網をほどいていたところ上に青大将(へび)が乗っかっていました。僕たちが騒ぐとスルスルと下の網の中へ。 そこで思ったのは生き物(自然)はモサモサの怪しい場所が好きだということです。人間の好むようなゴミ一つない清潔な空間にはなぜか生き物は寄り付かず草むらとか物陰とか人間が足を踏み入れるのをためらうような場所に生き物は生息します。それがどうしたと言われますと、ただそれだけですが、無理にこじつければ毛利元飛行士はTVで「私達人類は自然の恵みによって生かされている。しかしここ200年ほどで自然環境をひどく痛めつけた。私達人類は自然環境と人間の快適便利を追求する生活との調和を図らなければならない」と言っていました。不思議なことに地球を周回する軌道に乗った人は帰ってくると一様に同じようなことを言います。

 最後に塾とは関係ありませんが講演会の案内を一つさせてください。来月9日、富山国際会議場(ANAホテル横)で午後一時半より原子力発電に関する講演会がありますのでお知らせいたします。                                         

                            泉田 ☆

虫1匹居ると大騒ぎする人が居ますが、そういうのを見るととても寂しい気持ちになります。その虫は何も悪いことをしないのに、どうして嫌われなくてはいけないのかを、思ってしまうのです。

虫に限らず生物には、人間にとって有益なもの、害を及ぼすもの、そのどちらでもないものに区分されるのですが、そのなかで多くの割合を占めているのは、どちらでもないものです。本来は害虫による被害に遭わないことだけを考えなくてはいけないのに、近代の日本人の行動を見ていると、人間以外は皆殺しにして、人さえ生きて行ければそれでいい、というのが感じられてなりません。でも地球上の生命には何ひとつ無駄なものがなく、全ての動植物が命のつながりの中で生きていますし、そのことは理科でしっかり教えている筈なのです。もし人間以外の生物を毛嫌いするのであれば、栄養剤ばかりの食生活で過ごしたらいいのでしょうか。

因みに石油や石炭などの資源ですが、これらは「化石燃料」と言われています。つまり古代の生物の死骸が途方もない年月を経て生成されたものです。ですからこうした工業資源でさえ、他の生き物による産物なのです。

人のお腹のなかには、無数の細菌が宿っています。腸内の善玉菌と悪玉菌により、胃液など化学的に分解できない物質を分解して、体内に取り入れたり不要なものを放出したりしています。お腹のなかの細菌なしでは、人は生きて行くことができません。

現代の農業の在り方もおかしいです。作物以外の生物は全て敵。物質さえ与えていればそれで育つ、といった考え方で行われていたりします。命の関わりを全く無視して、ハウスの中での水耕栽培のように、他の生物から隔離させ、まるで作物に栄養剤を与えるようなことも行われています。このようにしてできた野菜が市場でもてはやされている現実もあります。

今年騒がれた大腸菌ですが、O???と言った大腸菌は、他の細菌がいる所では繁殖しません。他の細菌が居ないから、自分だけがのさばるのです。厳重に消毒して他の生物を皆殺しにしてきた結果、単一の毒性の強い細菌だけが広がったことに他ありません。口蹄疫など特定の細菌だけが異常に広がる現象を、天災の一言で片づけていいものかどうか、考える必要があるのではないでしょうか。

                      中川 ☆             

親御さんの声

  いつもお世話になりありがとうございます。8月からは下の子も入塾する事となり兄共々よろしくお願いします。予想はしていましたが兄より早く家を出て兄より遅く帰宅する弟。2人の塾での様子はどんなもんでしょうか。

2人とも意欲が感じられます。兄さんの方は相変らずちょっと注意すれば避けることのできるミスが時々見られます。弟さんの方は勉強を嫌がる生徒を受け持つことが多い身には新鮮なくらいさっさ、さっさと進んで行きます。このまままっすぐ伸びてくれたらいいなあと思っています。

 この度は兄に引き続きお世話になります。苦手な教科を基礎から学び、少しでも自信が持てるようになってくれれば良いと思っております。根気強く、よろしくお願い致します。

「苦手な教科を基礎から学び、少しでも自信が持てるようになってくれれば良い」とは当方らも望むところです。 苦手な個所を基礎からやると弱点を突かれる気がするのか嫌がる生徒が多いのですが、彼は嫌がりもせずやってくれます。地道に行きましょうよ。教えるには相手の息遣いを感じることと根気強さが求められます。根気強くがんばりたいと思います。

生徒さんの声

 一生懸命頑張るのでよろしくお願いします。

なでしこが教えてくれたように意志のあるところに道は通じます。やる気でさえいれば道は開けます。一歩一歩進みましょう。僕らの進み方に君の気持ちが乗ってこない時は伝えてください。

 間違った所を分かるまで教えて下さるので、助かります。これからもよろしくお願いします。

 ありがとう。最近、最初のペースより落ちてきたような気がします。こちらとしては「量」をこなしたいのですが。