暑いですね、皆さまいかがお過ごしでしょうか?当方は今年一気に年をとったような気がします。首を動かしてもグキグキ言うようになり何事が始まったのかと思っています。閑話休題。

 鏡宮のMさん所へ日曜の朝7時ごろ牛糞もらいにいったところ、73歳の老御夫婦が重い飼料を押しておられたり汗まみれでおられるのを見てショックと感動を受けました。当方も気合を入れて働かねばと思った次第であります。Mさんからは以前「時計のように動く」ということを言われてピンとこなかったのですが暑い夏の田んぼで稲と稲の間が草でびっしり、やってもやっても終わらない時、その言葉の意味がピンときました。果てしない仕事に自分を鞭打つ言葉なのでした。

 先日このMさんの近い親戚でもある小六生とその友人を連れて山の畑へじゃがいも掘りに行ったところ例によって虫を嫌がったり草を嫌がったり一刻も早くきちんと整えられたゴミ一つないクーラーのきいた所、文明の下へ帰りたがるので、いったい自然とかかわって食料を生産していく仕事は今後いったい誰が担当するのだろうと思ったことでした。

 当方が看板にセンダB級塾とつけた理由は当方の考えでは今の勉強は覚えることが得意で先生に言われることを素直に聞くことのできる勉強に向いたタイプの人にしか有効に働いていない、多くの生徒にとって勉強は苦痛で無意味なものとなっている、これを何とかしたいという思いからです。

 ところがよくしたもので現実ははがねのように強靭でまったく刃が立たない毎日にてこずります。ひらたく言えば生徒が集団でさわぐというようなことです。当方は一対一は得意なのですが集団戦法にはめっぽう弱いのです。学校がもし優秀な生徒だけを選抜するというスタンスで臨んでいるとすれば当塾は違うスタンスで臨んでいるということを理解して欲しいのですが、理解にはとても大人な頭が必要とされますから今しばらくはちぃーと無理なようです。

                            泉田 ☆

 

 

 今月の初め、アメリカの国債がギリギリで債務不履行が回避されました。でもその方法としては国債発行限度額の引き上げ、つまり借金返済の為に追加の借金を容認する、といった方策をとり、問題を先送りしたに過ぎません。これは何を意味するかを、冷静に考える時期に差しかかったと言っても過言ではないと思います。

 世界中のあらゆる資産、つまり建造物、自動車などの機械、食料品から装飾品まであらゆる品物の総額は、約6千兆円と言われています。ところが世界に出回っている通貨の総額は、その4倍に相当する約2京5千兆円。ということはその差額の約2京円はどうなっているのかというと、債券や株式などの紙切れに、お金が使われている計算になります。

 今はそうした紙切れに価値を感じている人が多いですから、世の中が成り立っていますが、ある日突然、債券や株式の信用不安により価格が暴落した場合、それらに投資されていた2京円の資金が浮いたとします。するとこれらが現物に使われることにてります。6千兆の品物しかないところに2京円以上の資金がある訳ですから、当然に品物の値段があがります。

 ここで留意の必要があるのは、あらゆる品物の価格が一様に4倍になるとは言えないことです。例えばヨーロッパの宮殿の値段が突然4倍になることは考えにくいです。最初に向けられるのが生活必需品で、ここに集中して資金が向けられるとそのインフレ率が4倍に収まらないのが道理です。

 今の時代、コンクリートに囲まれてその空間で他の生物とは完全に仕切り、空調も効かせて人間さえ快適ならばそれでいい、他の生き物のことなど知ったことない、といった人が増えてきていますが、それはあくまで世界の人が紙切れに投資してお金を廻しているから成り立っているのであって、今後お金の信用がなくなって生活必需品、特に食料品は買うことができず、自分で作らなくてはいけない時代が来ないとも限りません。そうした場合、人以外の生物とも関わらないと生きていけないことにせなり、そうした準備を今から心がけるべきなのではないかと思います。

                     中川 ☆             

親御さんの声

  いつもお世話になっております。塾に通い創めて4ヶ月目に突入しました。彼は塾のある日は早めの晩御飯、入浴を段取り良く済ませ直前まで自分のリラックスタイムを楽しみ時間になると「いってきます!」とスーッと行ってしまうのですが… 成績の方はなかなかスーッとはいかない様で多少の時間が必要なんだと思うこの頃です。本人からは最近「英語が解る様になってきた!」との声も聞こえてきて、それだけでも親としてうれしく思い感謝しております。どんどん「解る」が増えていって欲しいですね。

 手のかからないお子さんで当方としては助かっています。ただ現代っ子の常としてスパッと割り切った方式を求め、ネチネチした説明は受け付けないような所があります。思考に重っ苦しい負荷がかかるのを嫌がるといいますか「早く黒か白かはっきりしろ」ときてしまうような。怒っているのかなと当方ちらっと彼の顔を見たりします。 成績は上がっているという手ごたえを感じているのですが先日懇談会の席でクラス全体の成績が上がっているのを知りウカウカしておられないことを認識させられました。どんどん「解る」が増えていって欲しいと当方も思っております。

  いつもお世話になっております。  夏休みに頑張るか頑張らないかで成績にすごく差が出てくるよ!!と先輩パパに言われました。厳しく言っても子供は反発するだけだから優しく「勉強しなさい」と言いなさいとも言われましたがあまり自信がありません。

子供の態度にイライラ、心配、なんとかなるかetc…

  いつも塾便りに投稿ありがとうございます。お陰さまでかろうじて双方向通信が続いています。ありがとうございます。

 一般に勉強するのは自分の世界を広げるため、色々な可能性をつかみとるためと言われています。可能性を残しておくわけですね。間口を広げておいて自分の資質にピンとくるものをちゃんと受信するため、ですか。

 彼のアンテナは今どの辺に張られていて内部エンジンのどこかに点火されたのかされていないのか。内部エンジンが点火してない限り爆発的ながんばりは期待できません。それだけ今の日本の環境は恵まれていて青少年は恵まれているうちにぼおーっとしているうちに大人になってしまうのではないでしょうか。

生徒さんの声

  夏休みはがんばりたいです。

 A君に負けたくない。家業を継ぎたい。都会に出てみたい。

何でもいいですからがんばる動機を見つけてください。動機さえあれば人はいやでもがんばるものです。