スカーッとしない日々が続きますが皆さまいかがお過ごしでしょうか?

塾内ではガーッとやること、いわゆる根性・スパルタ路線が苦手な、自分の気分、思っていることの範囲外は受けつけようとしない疲れやすい現代っ子の機嫌をとりながら進めています。つまりスパルタは通用しないので多少やりにくいです。

 やりにくいと言えばもう一つ。日本人の血液型はA型が一番多いと言われていますが、A型は真面目に決められた通りのことをこなす。融通がきかない。らしいですが、生徒さんによく見かけられるのは、やることをはっきり決めてもらいたがる。その決められたやり方を非常に精密にみがき立てていくことにエネルギーをそそぐ。とてもいいことです。悪いことではありません。しかし半面、考えようとしないといいますか、未知なる状況に置かれた時に、ちぃーとふてくされるといいますか、積極果敢でなくなる。「言ってみて、手本を見せてみて、やらせてみなければ人は動かぬ」と昔言った人がいますが、なるほどこちらの「言ってみて、見せてみて」の部分に努力が足りないので生徒さんの理解が進まず、やろうという動機にもつながらないのかもしれませんね。

 ごたごた歯に物がはさまったような言い方をしていますが、何が言いたいかといいますと、生徒さんの固定観念の中に計算のようなはっきりやり方の分かっている問題を解くのが勉強で、何を考えていいのかさえ分からないような考えるタイプの問題をああでもないこうでもないと考えるのは勉強ではないようなスタイルが見られるのが気にかかることです。あともう一つ言いたい事は、僕のように工業高校だけを出て工場勤めをして25歳ごろ悔しくて勉強を開始して一流と言われている大学に入ったという経歴の人間から見ると、この世の中完全に二重構造だなあと思った次第なんです。どういうことかと申しますと先に述べた計算をしっかりできたり、漢字をしっかり書けたりでいい点数をとれるのはせいぜい中学生ぐらいまでで進学校といわれる高校では「考える」タイプの問題が幅をきかせることになります。別の言い方をしますと数学の問題でも「おとし穴」があったり、ズルな抜け道があったり、どちらかというと人を悪くさせるといいますか、ズル賢い方が有利といいますか、そんな世界です。つまり世の中には善良なよい子ちゃん養成の教育ときびしいたたかいの教育と二重構造だと言いたいわけです。その先の社会に出てからも上層部、現場とか、大会社、下請けという二重構造へとつながっていくのですが。こんな話余計な話でしょうか。                   泉田 ☆

 

 焼き肉チェーンの集団食中毒が今問題になっていますが、これはただ単に焼き肉店か食肉卸売業者の管理がずさんだったから起きたことなのであって、自分たちは関係がないことなのでしょうか。確かにそうと言えばそうかも知れませんが、現代の我々の社会ではそのような危険と常に隣り合わせであることを認識しなくてはいけません。このような食の安全を人任せにしていると、死んでしまってからは取り返しがつかないことを、認識すべきではないかと思います。

 今の日本は本当に悲しいことに、「食に責任をもつ生き方」ができなくなっています。そして何かがあればそれを人の責にすることをまず考えて自分は責任を逃れようとします。それに巻き込まれた市民は災難と言えば災難ですが、でもお金で全て解決してもらえる訳でもなく、最終的に自分の命は自分でしか守れないことであることは、これを機にしっかり肝に銘じるのが必要ではないでしょうか。

 日本では今のところ、どこの国でも食料を廻してくれている状態ですが、全世界的に見れば食料不足には変わりありません。そうしたなかで将来、どのようなものを食べさせられるかは不透明な状況です。このような時だからこそ、自分の食べるもののごく一部でもいいから、自分で作ってみることが大切なのではないでしょうか。これが今の日本人に求められていることだと思います。

              中川 ☆

親御さんの声

  いつもお世話になっております。
新学期になり受験生という事で親の私は少しドキドキしましたが
本人はいたって冷静。毎日の中学校生活をとても楽しそうにしております。

 たしかに言葉は悪いですがあの「蛙の面にしょんべん」然とした、我関せず、我動ぜずの態度は大したもんです。そのうちちゃんと自分に合ったところ見つけていくんじゃないですか。

 いつもお世話になっております。
娘のことですが、先生の教え方がすごく怖いそうです。先生に何回か説明される時はだんだん言い方がきつくなってきて本人は怖さで萎縮してしまうそうです。帰りの車の中で泣きます。私もそのうち慣れるだろうと様子を見ていたのですが最近は塾に行く時間になるといやがるようになり困っています。

 とても素直ないい子で、なおかつ頑張屋さんで好感をもっています。ま、頭のかたいところはありますが。しかし取り組もうという姿勢も意欲も十分感じられます。 僕等の立場から言わせてもらいますと、同じ説明を何度もしている(させられている)うちにイライラしてだんだん声が高くなってくることもよくある事実です。修行が足りないのですね。どこが伝わっていないのか、生徒さんがどこでつかえているのかもっとはっきり感じる技術を高め、もっと辛抱強くもなるよう努めます。

 いつもお世話になっております。5年の2学期の中頃から算数が苦手になってきています。授業の進みが早かったのか。先生から授業中、理解できているようだけどテストでは点数がとれてないと言われました。進級してすぐのテストもひどい点数でした。4年生までは、どちらかといえば得意教科だったので心配しています。約分、公倍数、公約数、図形の復習お願いします。

 ちゃらける時とものすごく真剣に取り組む時と差があります。たしかに当塾に入ってからは、ちゃらける瞬間が多くなっているかもしれません。しかし彼の持つ積極性、周囲を明るくする力は大したものなのでぜひ伸ばしていってほしいと願っております。とっかかりの分からない問題に対してはそれる傾向がありますが分かる問題に対してはすごいエネルギーで取り組みます。この意欲生かしたいと思っています。彼の守備範囲を広げる努力いたします。

生徒さんの声

 3年生になったら気を引きしめて、がんばりたいです。

 自分の特徴を見つけのばしてくださいね。そして勉強も。