久しぶりの富山らしい雪になりました。今では親爺もいなくなって、いつのまにか一家の大黒柱になっている自分を発見しています。したがいまして除雪作業は一手にやらざる負えません。何もかも親爺任せにしていたんだなと改めて思っています。近所でも「ぼやちゃん」とか「ぼんこ」とか幼年時代に言われていた人達が60も過ぎ、ひたすら責任感の男に変身しています。そのおばあちゃん、あいまいな孫のことを指摘すると「な~ん心配しとらんが、今にしっかりしてくっちゃ。」時期が来るとしっかりしてくるようです。そう言えば当方二十歳ぐらいの時、長野の工作機械メーカーに勤めていた頃、会社の飲み会で(思い出と言えば飲み会ばかりしていた会社でした)山の手にある蕎麦屋か何かに飲みに行ったところ女将が「わたし25歳以下の男性の言うこと信用しないことにしているの。」と言ってましたっけ。

 さて閑話休題、私立高校入試、推薦試験、大学入試センター試験とシーズン真っ盛りになってきました。ここで当塾塾便りの12月号の中川先生の「3年生の人は受験を控え点数が気になる時期に差しかかりましたが、その前に点数よりも大事なところで、自分を見つめ直して、受験の結果がどうなっても自分は生きていくのだと、自信を持ちましょう。1~2年の人は、3年生を見習いながら自分が3年生になってから慌てないよう、これからしっかりとした自分を確立していきましょう。」という言葉を振り返っておきましょう。                                                      泉田 ☆

今大相撲界で八百長が問題になっています。もともと「人情相撲」という言葉があって、訳あってわざと負けてあげるといったことが、江戸の昔からずっと行われてきました。そのような世界だったのが今になって問題視されるようになりました。当時は本当に困っている人を助ける為に八百長が行われていたのですが、今の時代は金儲けの道具として行われるようになった為に、決して美しさの感じられるものとは言えません。

 人間、つまり人と人の間には微妙な貸し借りがあり、それが人情となってその人のとるべき行動が定まります。それは決してお金だけで解決するべきものではありませんが、現代ではその基準が金銭感覚に偏重しているような気がしてなりません。

 でも実際には、お金より大事なものがたくさんあります。お金がなくても、人と人のつながりで上手く渡り歩いていくのもひとつの人生の在り方。今の政府、予算算定に四苦八苦していて、国民もその行方に何らかの期待もしているように思えますが、その見通しは全然立っていません。それは民主党が悪い訳でもなく、日本の経済構造が既に上手く機能しなくなっていて、結局は政府は何をやっても上手くいかず、借金だけがただ増えていく状況ではないかと思います。やがては我々の生活にも影響が及んでくるでしょう。そうした時に慌てない為に、お金儲けの力よりも人との関わりを大切にして生きていく力が、これからの時代に求められているのではないでしょうか。
                                       中川 ☆

親御さんの声

 明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。
冬休み明けテストでは久しぶりに400点をとることができホッとしました。
少しは何か感じとってくれたのでしょうか?

 よかったですね。日清、日露戦争や第二次世界大戦の時と違って今や「勉強!勉強!末は博士か大臣か」とはっぱをかけることが少しはばかられるご時世ですが、やはり子ども達が良い点数を取ってくれると、とてもホッとするのも事実です。知らない道にきて確かな目印を確認し、自分のとってきた道はこれで良かったんだとホッとするのと似ていますね。まだまだ不安定な部分(発達要素)がありますので栄養のある美味しいものを食べさせ安定した発射台環境を維持してあげることが肝要かと愚考致します。

生徒さんの声

 新しい年をむかえたので去年よりもがんばりたいです。

新しき年の始めの初春の今日降る雪のいや(しげ)け吉事(大伴家持759年)

 新たな年の始めである今日という日の雪がつもるように今年も良いことが重なるといいなぁ。