秋晴れが続きさわやかな秋の日を感じることも多くありました。しかし11月になっても蚊にまとわれるのは閉口です。いかがお過ごしでしょうか?

 中間試験も終わり、いかがでしたでしょうか。結果に出なかった生徒さんもいたようです。強制的に「これはしなさい!」とやった方がいいのか悩ましいところです。目の覚めるような効果があげられず申し訳ないことです。生徒さんの波長(結果をすぐ求める)と、こちらの波長(こつこつ基礎的なことから行こうよ)とが噛み合わないためそういう結果になっているのかもしれません。こちらがそういう現代の生徒に合わせていかないといけないのかもしれませんね。確かに誰だって最初は結構まねることから始めますものね。

 南部中学の文化活動発表会に行ってきました。午前中は各組の合唱を聞き、各教室を回り作品を見て帰りました。基本的にはデジカメやビデオなど電子機器文化ともうしましょうか少し落ち着きのない、あれもあるこれもある何でも盛り沢山にある文化を感じました。しかし合唱は、声を張り上げた選曲がなく音楽特有のやわらかく歌うが大事にされていて、みんなも一生懸命に歌っていて良かったです。作品ですが、あの彼がこんなに丁寧に仕上げているとか、あの彼がこんなに沢山の文章を書いたのかとか、やっぱりいつもは一面しかみていないと思いました。総合印象は生徒さんというのは田植えから裁縫みたいようなことまで実に盛り沢山なことを実に表面的にしているのだなあと思いました。誰かその筋の専門家から長年かけて取り組んだというもっとも大切なことが抜けているのです。宝のもちぐされだと感じました。ごくごく少数の環境と才能にめぐまれた人はそれでも日本で何名か、こういう中から芽を出してくるのでしょうけど。田植えに限って言えば、ちょこっと刈ってコンバインまで縛りもしないで運ぶだけで2000年の稲作文化が培ってきたものが伝わるとは思えないのですが。まさに体験。まったくしないより良いのでしょうか。蛇足までに言えば大規模機械化農業では農業の本当の醍醐味、2000年の稲作文化はあじわえません。一年かけて土と草と天候にまみれる生活が必要です。

 いつも説教臭く上から目線のような感じになるのは楽しい生活を送ってないせいでしょうか他に話題がないせいでしょうか「良薬口に苦し」とはいいますが薬だけでは生きていけませんね。たしかに。                 

                            泉田 ☆

 先日シルヴァで植木職人をしている方と話をしました。60を過ぎてから庭仕事を覚え、そして今ではシルヴァ人材センターに登録して、班の親方として仕事をしておられます。庭仕事の覚え方は、本職の人から献身的な手解きを受けた訳では決してありません。ただ本職親方の人について行き、手元として働いただけです。その際に親方の仕事をしっかりと観察して、なぜそうするのかをしっかり考察しながら、見よう見まねで覚えていったものだと言われます。

 昔から学問は自分でするものでした。職人になる人は見習い期間を経験、一人前の人に弟子入りして、戦力になってからようやく賃金を支払って貰えました。その間仕事を親方や先輩が教えてくれた訳でもなく、ただ観察して自分でやり方を身につけて行ったものだと言われます。

 それが今では、どういう訳か自分で考えることをしなくなりました。若い新入社員は、やることを言わないと何もできない、また自分から何かをしようというのは一切ないのだそうです。「仕事を見てろ」と言おうものならば、考えもなくただ見ているだけでしょう。

 人間はよく考えて行動しなくてはいけない生き物です。どんな難しい数学の理論も基本的には1+1=2の組み合わせなのであり、学校でどれだけ勉強してどれだけ知識を詰め込んだとしても、社会に出て生きていく為には、学校で学んだことに比べれば遥かに多くのことを知る必要があります。そうした知覚は知識を詰め込むだけでは形成できる訳もなく、自分でよく考えながら身につけて行くしかないのです。

 という訳で、当塾もいいことを教えて貰う場では決してありません。とにかく頭を使って、分からないことも自分で分かる為の努力を、是非して頂ければ幸いです。

                      中川 ☆             

親御さんの声

  来年3月の受験まで、マイペースに頑張ってもらいたいです。昨日までわからなかった事、できなかった事が一歩でも進めるようにと願っています。よろしくお願い致します。

 いつもこちらの願いと一致いたします。有難いことです。こちらの希望といたしましては、こちらの説明がわからなければ「わからない。わからない。」を連発し、わかるまで食い下がって来てほしいです。というのは他の教師の説明を聞いていて「これじゃ分からないだろうな」と僕でさえ思うことがよくあるからです。教師というのは自分の頭の中にあるイメージで説明を進めますから、相手も同じイメージを持っていることを前提にしていますが、生徒さんの頭の中にイメージがしっかりしていないことが多いのです。その状態でいる時に、更に早口の説明を追いかぶせるわけです。私もよくやります。ホントにコミニケーションは難しいですね。

   いつもお世話になっております。理科、社会の勉強方法等も教えていただけると有難いのですが‥‥。どうも成績がいまいちでして‥。

理科、社会は日頃こちらも授業で教えることが少なく、それだけにこちら自身も勉強しなくてはならず、それだけ楽しみな教科です。彼の場合国、数、英をやってまだ時間が余るようなのでやれます。

 しかし他の生徒さんにもっと手間をかけたく思っているので今は結局しばらくコンピューター相手に勉強していてください。このソフトは大阪の島塾の島さんが作ったものできわめて優れものです。中学生用となっていますが高校生にも使ってもらいたい。

生徒さんの声

地道に勉強をがんばっていきたいです。

 なでしこの宮間選手が元サッカー選手の男性のTVキャスターと番組で足と足でサッカーボールをパスしあう場面を見ましたが、一回もボールを落とさないなんて

うまいもんです。その陰にはどれだけの練習量、練習時間があったことだろうと僕は思いました。「地道」あるいは「泥くさく行こう」僕達にはこれしかないと思いませんか?

中間テストでわるかった教科は期末テストでがんばりたいです。

 今まで君のようにできるタイプで僕が失敗した例は買いかぶり過ぎたり褒めたりした場合です。未熟なところは未熟と引かないでやっていきたいと思います。