爽やかな秋晴れが続き、ようやく秋になったと涼しさを心行くまで楽しんでいます。皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 個人的には、家の子猫が四匹皆、飼い主が見つかったとか、雨の夕方一時停止を怠り接触事故を起こしたとか、近所のお葬式とか、刈っても刈っても終わりの見えない稲刈りとかあわただしく日々が過ぎ去っています。

 生徒さんの中には真面目に取り組んでいて、ややできるようになったという印象を持っている子もちらほらいます。しかしそういう子であっても中間試験の過去問などをやらせてみると無残に学力の穴があちこちに開いているのがわかります。道半ば、道は遠いことを思い知らされます。

 学生諸君も世の中とはこんなところかという展望を持てて、自分とはどういう人間で、この世でしていくことが見えてくれば頑張りの道筋が見えたり、頭がはっきりしてくると思うのですが、たいていは五里霧中でその場その場の刺激に反応して迷い迷って成人して大分たって見通しを持つようになるのでしょう(自分のことを言っていますが)。早く人生絵図を確立してください。まずとりあえず贋物を。そして次に本物を。                          

                            泉田 ☆

 秋分の日が過ぎて瞬く間に日暮れが早くなってきました。それとともに、数週間前までは暑くてひいひい言われていた気温もぐっと下がり、今ではそろそろ暖房を用意しなくては、と思われるようになりました。

 ところで、夜明けがそれ程遅くなったというのも感じないのですが、日暮れが早く感じるのはどうしてでしょうか。お日様が出てからもまだ眠っている為に気付かないだけなのでしょうか。でも勘のいい人は、春は日暮れが遅くなるスピードのわりには、夜明けが早くなるスピードがやたら早いことに気がつくかも知れません。実はそこに真実があります。

 春分の日や秋分の日は、昼と夜の時間が一緒の日ということで設定されていて、夜明けと日暮れの時間がそれぞれ午前と午後の6時頃になります。ところが夏至と冬至は最も昼と夜の時間差が大きいにしても、この日が夜明けが一番早かったり遅かったりする訳ではありません。例えば12月22日の冬至が過ぎても夜明けの時刻は遅くなりつづけ、夜明けが早まりだすのは約半月も後、1月10日くらいになってしまいます。そうした微妙な差を人の体が感じ取っているのではないでしょうか。

 さて、冬至の場合に日暮れ時間はどうなるでしょうか。また夏至の場合はどうなるでしょうか。それは是非ご自分で調べて欲しいと思います。ぼんやり過ごしていては分かりませんが、しっかり勘を働かせたり、新聞等に載っている日の出、日の入りの時刻を注意して見ていれば、分かることです。そしてそれが分かった場合、どうしてそうなるのかを地球儀を眺めたりしながら是非考えて頂ければ幸いです。

 ところで、テストでも夏至の日を当てる問題が出たことがあります。複数の日の日の出、日の入り時刻が提示されていて、そのなかから夏至の日がどれかを判断する問題です。さあ、どうやって解けばいいものでしょうか。今の日本、大量のエネルギーを使って人間を自然と隔離させてしまっています。ですから暑さ寒さどころか日の長さまで感じられなくなってしまいました。でも人の体には古来より四季のリズムが刻まれており、そのリズムを司るのが太陽です。お天道様に込められた畏敬の念を忘れないで、生きていきたいと思います。

                      中川 ☆             

親御さんの声

いつもお世話になっております。どうしても入りたい高校がある訳でもなく、ただテストが近いから勉強しているという感じです。目標があるのとないのではこれからの成績にも影響が出てくるのではないかと心配です。

昔に比べ最近「おっ、力がついた」と思わさせられる場面が数学なんかで2、3回ありました。腕を触ってみて力瘤らしいものを感じたとも言えましょうか。

励んで希望の進路に行って苦しんでいる人も知っています。人生は長~いんです。

でもある海の人からもらった魚があまりに新鮮なので「何か特別なことでもしとんがけ?」と聞いたら、「なもしとらん。ただ、一度なまった魚を後でいくら氷漬けにしようが新鮮さはもどらん。獲った後すぐ氷でしめることが大事」というようなことを言っていました。話は違いますが釘でナイフをつくる時も最初にいい加減な形にしてしまうと後でどうにもならないということはあります。最初がやはり肝心です。

  いつもお世話になりありがとうございます。集中して学習できるようになれば今後プラスになると思います。 一つでも苦手な所をクリアしていってくれたら良いです。 よろしくお願い致します。   ご指導の程。

「集中して学習できるようになれば今後のプラス」まさにその通りでこちらの考えと一致します。ただ彼は一人の時はいいのですが同級生がいるとスイッチが入ったように別人になり、ながら族になってしまうのです。勉強への集中力よりも友達の話す仲間内話に耳の全神経が行ってしまうのです。「子供は仲間同士で育ちあう」とは言いますが、若い者にとって仲間関係は大事だと思いますが、数少ない塾の時間を使ってそんなことしなくてもいいのにとはいつも思っています。

生徒さんの声

地道にコツコツ努力していきます。

「運を掴んで、楽に道が開けた」というような華やかな人生を僕は送っていないので「地道」という言葉が僕は好きです。TVやなにかで華やかな人達の華やかな人生が四六時中お茶の間に入ってくるので万人が夢見がちな人生へと洗脳されますが。自分の核心を早くつかんで他人に左右されない豊かな人生を狙いたいものです。

 

今月もがんばりたいです。

 君のことはよく分かりませんが、一人でいる時のまじめな勉強ぶりや素直な態度から、いい人になるな、いい職人になる素地があるなと勝手に受け取っています。

 ま、とにかく粘っこくやってください。