新年おめでとうございます。小さな出来事を一つ一つこなしていっているうちにまた一つ年をとったという感じです。今年はどんな年になるでしょうか?

 受験生は押し迫ってきましたが浮つくことなく、しなければならないことを一つ一つこなしていってください。まんべんなくやろうなどと膨大な計画は立てずに弱点をピックアップし、そこを集中的に強化するなどの作戦計画を立ててください。心構えとしては「平常心」。平常心はどうしたら得られるかと申しますと「実力以上に見せようとしないこと」あるがままの自分の実力で臨むことが肝要かと思われます。土壇場にきて初めて日頃の実力養成の大切さが身にしみることになりますから下級生諸君は時間がたっぷりある今のうちに態勢を整えておいてください。

 話かわりますが今月のエピソードを一つ。

その子は高校三年生でした。野球部でした。卒業も間近なある日、古本を集めて販売し収益を寄付するというボランティアを思いつきました。とある会場に古本をたくさん集めました。その会場でのこと彼を探して当方がキョロキョロしていると会場のはるか彼方にいた彼がいち早く自分を探している当方を見つけ駆け寄ってきました。僕は何を感じたかと申しますと「やっぱり野球部は違うな!」と思いました。目の配り方が良いのです。広範囲を見ています。機動的でもあります。くやしいけど野球部の良さを認めた瞬間でした。                                                     泉田 ☆

 2011年の新年にあたり、みなさんはどのように迎えられましたでしょうか。私の場合余りにも年末が慌ただしく過ぎ、正月に入ってからもバタバタしております。「1年の計は元旦にあり」という言葉も空しく、計画もなく目先のことで手一杯でした。

 みなさんはきっと、それなりの目標を立てられたことと思います。でも年が終わった時にその目標がなかなか達成できないことの方が多いものです。それでも時は過ぎていきますので、まずは良いスタートを切ることで充実した1年を過ごしたいですね。

 受験生のみなさんは、当面は3月の試験が目標になります。元旦に計画を立てられたでしょうが、それがしっかり遂行されておりますでしょうか。もしうまく行っていないようでしたら、まずは1日1日の計画をしっかり立てましょう。そのためには早起きすることです。「1年の計は元旦にあり」という言葉と同じように、「1日の計は朝にあり」という諺もあります。まずは朝前に、少しでも机に向かうことを習慣付けましょう。それができれば、その1日はきっと充実したものになると思います。                             中川 ☆

親御さんの声

 いつもお世話になりありがとうございます。学校で新研究の問題も始まり三年生になるという自覚を持ってほしいものです。どうしてこんなにのんびりなのでしょう。こっちの角度からあっちの角度からおどしてみたり励ましてみたりetc…
あまり反応はないようで… K

  のんびりした子を持つ親のじれったさが伝わってまいりますが、ここは辛抱強く、包容力大きく見守ってあげるのがいいのではないでしょうか。五体満足に生まれ、普通に、普通以上に健全に育っているのを喜ぶべきではないでしょうか。多少足りないところは誰だって持っているんですから、テレビに出てくるようなスーパーエリートに浮き足立ってはいけません。子どもらにとって将来に備える時期であると同時に「今を生きる」というか今を楽しむ時期でもあります。その今を楽しんでいる姿が同時に将来の備えになっていればいいですね。

生徒さんの声

 自分ではまだ自覚がぜんぜんないけど早く自覚を持って勉強に取り組みたいです。

 自覚を持ったときはバスがもう出てしまっていたということのないように気をつけてください。自分の好きな物を見つけることから入るといいと思うよ。