7月というのに、何か季節がガラス窓の向こうで過ぎていってるような感じで体感、夏!という感じがしません。皆様いかがお過ごしでしょうか?

 当方は今年、魚津洗足学園跡地利用の「森のゆめ市民大学」を受講していますが、7月3日は「奇跡のリンゴ」の無農薬リンゴ栽培の木村秋則さんが講師でした。世の中に「ええ格好しい」という言葉がありますが、木村さんの場合は、その逆で偉そうな所がない、難しい理論や偉い人の引用がない、苦労からにじみでたユーモアがあるなど人を引き付けて離さない魅力がありました。実際の自分の経験からしか話さないのですごく説得力があるのです。その経験が一般常識からすればあまりにも馬鹿馬鹿しくも汗のにじみでたものであるので人を引き付けて離しません。あまりに感銘を受けたため、その著書「リンゴが教えてくれたこと」という本を人にも読ませようと新湊の文宛堂に出かけたところ木村秋則コーナーがあって、彼の本が4種類も置いてあってびっくりしました。そんなに引っ張り凧の人だったとは。

 最後にお騒がせしました「バオバブの記憶」という映画も無事終わりました。上映に吸い取られていておろそかになった部分修復しなくてはと考えています。

泉田

 

 これまでよく言ってきたことですが、5教科のなかで国語ほど重要なものはありません。最近の日本人は、国語力の低下が指摘されているのですが、それはどういう訳なのかと思います。

 他の教科は〇か×、白か黒かを判断するものが多いなか、国語はグレーゾーンを鍛える学問です。実際に社会に出てから物事が遭遇した時、はっきり白か黒かで判断できることは稀で、むしろグレーの物事に対して、どちらにするかの判断を迫られることが多いです。

 国語は人間の思考を司っています。例えば算数の「イチタスイチハニ」にしても、考える際に脳内で言語処理が行われている訳で、国語を知らなければ算数を説くこともできないのです。ですから当塾においても本当は国語に力を入れたいと思っています。

 基本的に保護者の皆さんやご本人に希望に沿ってお教えはしていますが、それ以上に国語をもっと鍛えて欲しいのです。国語が弱いと、今はトータル的に点数を取れていても、高校、大学へと進むにつれて、成績が落ちやすくなります。それは、より困難になっていく講義や教材の内容が解読できなくなるからです。問題を説いていて、分かっているのに間違えるのも、国語が弱い人の特徴です。それくらいに国語は大事です。

 今月の末から夏休みに入ります。みなさんの思い思いでカリキュラムを考えておられることと思いますが、是非国語の時間を週に一度でも入れて頂きたいと思います。国語はなかなか点数の上がらない学問です。でも、点数よりももっと大事なものを、この機会にぜひお鍛え頂ければ幸いです。

                          中川☆

親御さんの声

 いつもお世話になりありがとうございます。塾以外では全く勉強する気配もなく、夏休み期間(7、8月または8月)は週に3回とも考えています。どんなものでしょうか? 本人は一言“イヤ”の返事でした。

  まだ2年生ですので、自覚がないのも無理からぬことです。夏休みには宿題が出ますので、家でどうしても分からない部分を塾で質問するようにするなど、この時期こその塾の活用法があります。2年の夏休みでしっかり勉強しておくことが、3年生の受験を乗り切るのに、とても大切なことです。

生徒さんの声

  中間テストでは目標が達成できなくて残念でした。期末テストではがんばって80点以上取れるようにしたいです。

 点数は一気に上がりません。ですから確実に少しずつ向上させる。そしてそれに対して一生懸命になりましょう。そして僅か成果で確実に前進して欲しいと思います。