木の芽がふくらんできています。もうじき春ですね。木の芽は冬の間そっと春に備えていたのでしょう。干渉されることもなく。

 先日あった富山大学のある学部の数学の入試問題解いていて感じたことを書いてみます。最初パッと見たところ簡単そうに見えました。取り組んでみると「やったことがない問題」という風に見えてしまいました。ここからが勝負です。ひとつひとつほぐしていくと、必ず今までやったことの範囲の中で手に負える問題だということが分かってきます。この際ちょっとした信念が必要です。― 学生が解けない問題を出すはずがない、きっと解けるように作られているはずだ ―

見たことのない問題だけど基本的論理や基本の変形をしていくと、ようやくよく知っている問題だということが分かってきます。その変装を見破られないであたふたしてしまうのですね。

 入試問題である以上必ず障壁が用意されています。さあどうするか。

 最後に新聞の「鞭打つばかりでなくもっとねぎらいと応援を」というコラムを添付させていただきます。                                                                                            泉田 ☆                                   

昨年何人か当塾より受験生を送り出したのが、ついこの間のようにおもえるのですが、もうそのような季節を迎え、また当塾から数人巣立っていくことになりました。みなさん本当にがんばったと思います。

中学から高校、高校から大学、大学から社会人となるに従って、特に文章を読み取る力が重要になってきます。数学や物理の教科書や参考書を読む場合も、読み取る力がなくては話になりません。学問が楽しく続けていけるかどうかは、国語力にかかっていると言っていいでしょう。ですからどんなに勉強や部活動で忙しくても、暇を見つけて

10分でも20分でも読書する、といった習慣を身につけて行って頂ければと思います。

 ところで、私は八尾町に住んでいるのですが、地元に最終処分場の建設計画があり、その問題について取り組んできました。最終処分場というのは、主に各家庭から出たゴミの焼却灰を埋立てするところです。地域エゴに見られそうな活動なのですが、私の場合は市民的観点からこの問題を眺め、その計画の杜撰さを指摘することにより、先日行政自らの手によって計画そのものの問題点が明らかにされました。

 ここで最後に言いたいのは、この活動はとかく精神的に孤独なものでしたが、ここまでやってこれたのは力強い味方に恵まれたところがあると思います。長い人生を乗り切るのに一番大切なものは、学校で得た知識ではありません。本当に味方になってくれる人たちがいかに多く周囲にいるのか、ということになります。ですから学問勿論大事ですが、困ったときに本当に助けてくれるような友人は、もっと大事にして頂きたいと思います。                                                      中川 ☆

親御さんの声
 いつもお世話になります。受験まであと1ヶ月になりました。苦手な英語を良く教えてくださり有難く思っています。悔いのないように

 厳しく教えつつも本当にしっかりついてきたと思います。ちょっと大人しすぎるところはありますが、それだけ我慢強いのではないでしょうか。最後の頑張り、そしてあとは結果を待つばかりになりますが、どのような結果になっても高校でこの我慢強さはきっと活きてくると思いますので、これからも是非おおらかに見守っていって下さいませ。 

生徒さんの声

 苦手だった英語と数学が徐々に上がってきているので、これからも手をゆるめずに頑張りたい。

 よく頑張りましたが、十分に教えてあげられなくてごめんなさい。点数にならないようなことが多かったかも知れませんが、高校へ行くとこれらが益々重要になっていきます。とにかく英文は読めるようになること。これをしっかりやって行って下さい。