早もう一年の終わりを気にしなければならない季節になって参りました。ただただ速く月日が過ぎて行きます。私は「プレーパーク」という子どもの遊び場をやっていますが、その案内チラシに初老の人物が出ていましたので誰かなと思ってよく見たら自分でした。いつまでも気は若いつもりなのですが…

 塾の終わりの時間のことですが、こちらの都合で一方的に送り迎えのお待たせするのも何ですので、一応の決めとして15分の遅れはありうるとお許しください。つまり9時15分までには通常終わりたいと思います。しかし例外として「ここ一番」という年に一回あるか二回あるかという時はとことん遅くなる時があることを御了承ください。

 今回はと言いますか、今回もと言いますか日頃の悩みについてぼやかせてください。それは「ちゃんと教えようとこちらがガンバルと生徒の自信を失くさせてしまう」ということについてです。一生懸命こちらが教えるあるいは正確に厳密に教えようとするとことごとく生徒自身のやり方が「不可」になってしまって自信を失くさせてしまうのです。お分かりいただけるでしょうか?

 塾の教師は時にはお掃除のおじさんであり時には経営者であり時には「大道芸人」である必要があるようです。バカになってあげることが絶対と言っていいくらい必要なのです。今これだけ教え込まれやりこめられている相手の心情になってあげて、あるいは生徒の理解の構造を想像してあの手この手を繰り広げる必要があります。

 落語家が噺の可笑しい箇所を解説する最低を今回やってしまいました。面目ございません。

泉田

 先日国語の問題を出している時に、古文の問題が全然歯が立たない生徒さんを見ていました。そこで、一度読ませてみるとリズム等が全然合わず、殆ど読めないに等しかったのです。それで、まずきっちり読めるようにすると、途端に問題が解けるようになったのです。

 英語などもそうですが、1年生の最初に習うような単語が全然読めなかったりします。テストで「読み仮名を振れ」といった問題が出る訳がなく、発音をいい加減に覚えている傾向がありますが、実際には読めないと話にならない、ということを是非知って欲しいと思います。

思考を司るのは文字の並びを脳のなかで形のパターンとして見るのではなく、文字を一度実際に発音に直して、その意味を考えていることは言うまでもありません。例えば絵を鑑賞する時でさえも、そこに描かれていく物事を言葉に直すものです。そうした言語能力こそがあらゆる分野に重要なのであり、そしてその言語能力の最初の入り口が「音」ということになります。ですから普段から正しく読む力を養いたいものです。 

                          中川☆

親御さんの声

 テストの後に、「やっぱりこっちの答えだった」とか、「これができていたら、あと3点は多かったのに~」などと言います。これが本番では、もう遅いことなので日頃から努力していればと思います。

勿論その通りですね。でも、そう思うだけでも重要なことで、またそのような経験を重ねることで覚えられる部分もあります。テストの話をするというのはいい傾向ですので、是非話を聴いてやって頂ければと思います。

 いつもお世話になってます。最近は勉強にも力を入れているのが伝わって来る様になりました。気を抜かず頑張って欲しいと思います。

 勉強する習慣が少しずつ身についてきているのではないかと思います。塾よりも家庭での時間の方が多いので、まず家庭での勉強を大事にしたうえで、塾での時間を有効に利用して頂ければと思います。

生徒さんの声

 実力テストの点数をどんどん上げていきたいです。

 範囲の広い問題は、覚えるだけでなく考え方をしっかりしなくてはいけません。また、勉強の合間に読書はしっかり行って下さい。

 中間考査では集中してといていきたいです。

 そうですね。集中力を養う場として、しっかり取り組むのも大事です。テスト1回1回は自分の分からないところをチェックするだけでなく、試験を受けるうえでの心構えを訓練する場でもあります。