秋分も過ぎ季節は一路駆け下っているようです。さすがの天気予報も秋は難しいらしく結構当たりません。いかがお過ごしでしょうか?

 そろそろ中間試験が近づいて来ました。基礎の足りない子にこのまま積み上げてきた基礎の勉強を続けるかそれとも今やっている試験範囲の学習に切り替えるか悩むところです。ポイントは本人がどっちだと「やる気」が出るかにかかっていると申せましょうか。本人がやる気でやらないことにはいかなる所業もききません。

親御様の日頃のご心配は「塾でちゃんとやっているだろうか」あるいは「ちゃんとやっているとしても間に合うのだろうか」だろうと推察していますが、ほとんどの生徒はちゃんとやっています。しかし何回言っても同じ間違いを繰り返す子もいて本当に自分からのやる気でやっているのかどうか、または家で反復練習本当にしているのだろうかと疑われる子もいます。昔、NHKの朝のドラマで福井県の箸作りの話で「不器用なもんほどぎょうさん稽古する。ぎょうさん稽古するもんは誰よりもうまなるんや」というセリフがありましたが反復練習してほしいと思います。というより「熱」というか「したいこと」というか今流行りの言葉で言えばインセンティブ(動機)を強く持って欲しいと思います。水を飲む気のない馬の話で言えば強く「水を飲みたい」と思ってほしいです。

泉田

 9月に鳩山内閣が発足しました。その動向を注目していたのですが、これまで税金が「国土」のインフラ整備を中心に使われてきたところから、もっと別のいわゆる「人」に対して使って行こうとしているところが、とても意欲的に感じられるようになりました。これは社会構造に変化をもたらすことにもなります。

これまでは国家が予算を握り、それを地方に仕事を半分してことで、国民の雇用も作り出しながら、日本そのものを豊かに発展してきたのですが、そうしたインフラ整備も飽和状態にきていたにも関わらず、そのことに拘り続け、必要もない整備を更にしようとしたし為に、失われたものが、特に国民が住みやすい生活環境で顕著になって来て、それが今改められようとしています。

 国民も安定した雇用にしがみつき、もう既に古くなった社会構造を黙認してきたことになりますが、今後からはそうもいかなくなり、自分たちで考えた行動を取り、社会の変化にしっかり対応できる能力が求められるようになります。

 教育に関しても将来を見通せる訳ではありません。でも「点数さえ取ればそれでいい」という考え方は通用しなくなることは事実ですので、これまで以上に「よく考えること」に主眼を置いた勉強の仕方ができるように、私も取り組んでいきたいと思います。

                          中川☆

親御さんの声

 中間試験が近いので集中して勉強して欲しいです。

中間考査で自分の力を出し切って少しでも良い点数がとれるといいなと思っています。

 考え方も丁寧になってきて、何よりも精神的に随分と逞しくなってこられたと思っています。あとはテンポを上げていくことが、これからの課題になっていきますが、これは強靭な精神力があってこそできることですので、当方もしっかりと対応していきたいと思います。

生徒さんの声

 もうすぐ中間考査があるので日頃の成果を出し切りたいです。

 平生しっかりやっていれば、テストが楽しみになります。そう思えるように普段を大切にしましょう。