夏至が過ぎました。もう7月です。梅雨らしい梅雨はなかったように思いますが今後どんな天気になるのでしょう?身の周りでは一人また一人と収入源が不安定になってきた話しをよく耳にする昨今です。同時にTVの番組などでこれまで低開発国で収入レベルが日本の10分の1以下といったような国々の経済がじわっじわっと良くなってきているようです。

中学生までは皆いっせいに同じ事を勉強しますが、高校生になると文系・理系に分かれたり、私立を目指す人と国公立を目指す人で受験科目がちがってきたりで、学校での授業と受験の科目の勉強で乖離がでてきて授業と受験勉強をどうバランスさせていくかの塩加減が要求されてきます。高校3年生も大変だなあと思います。ドライに割り切って要領よくこなせる人は抵抗がないでしょうが、要領がわるかったりまじめ因子をふんだんに持っていたりするとやっかいです。とにかくひそかに自分独自のメニューを持って取り組まねばならないのですから。これまでの体験や出会いで「目標」が明確にできている人は方針が立ちやすいですが、目標が定まらない人(大多数)は漂いながら出会いや意思決定を求めていくことになります。何か一つを通常のレベルでない深いレベルまで取り組んだ経験はたとえその方向に人生を選ばなかったとしても多いに役に立つと思いますので勉強は真剣に深く取り組んでください。

                               泉田 ☆

 先月の末、ある家電量販店がセールなどの催しがある度に、納入業者側に対して店員を装わせて、無報酬で働かせていたことが問題になりました。これは全国のほとんどで、家電と言えば当該のお店へ消費者が買いに行っていたから起きる現象です。つまり納入業者がそのお店の言うことを聞かなくては、やっていけないから無理な要求でも受入れているということです。

 でも、そういう状況を作り出しているのは、他ならぬ消費者です。そこへ行けば家電が安く買える、ということで1つのお店に集中している訳です。そこで冷静に考えて欲しいのは、本当にそこが安いのか、ということです。

 地元の小売店では、電球や乾電池などの最低限の消耗品程度のものしか置いてありません。そして、電化製品を買おうとした場合には、カタログからメーカーに対して注文して、取り寄せることになります。ところが量販店では、製品を大量に陳列してこれらに電気を大量に使用し、更には店全体に大人数の店員も配備しなくてはいけません。それだけ経費が掛かってくる訳です。これらの経費は最終的に誰が負担することになるのかということを、考えて欲しいのです。試しに量販店で売られている製品と全く同じものを、地元の電気屋さんでカタログから取り寄せてみると良いかと思います。自ずと答えが分かると思います。

ここで言いたいことは、長いものに巻かれていると最初のうちはそれでいいかも知れませんが、最終的には自分達の首を絞めることになってしまうのです。世の中の人がみんなその通りに行動すると、富や権力は一箇所に集中してしまい、ごく一握りの人だけがいい思いをすることになりますので、どうか一人ひとりが他人にとらわれない行動を身に付け、本当の意味での自分らしい生き方を見出して頂ければと思います。

                                                  中川 ☆