はやはや夏至です。後20日もすると日が短くなり出します。中高生は中間テストも終わりアッと言う間に期末試験がやってきます。中間テストどうでしたか?勉強も貯金と同じである程度稼いだ額がないと通帳を覗いてもつまらない。ニンマリするためにコツコツかせいでください。一度、ある程度の額をかせぐと減らしたくないという心理がはたらいてがんばるものです。問題は最初のまとまった額を貯めれない人、貯めた経験がない人です。これはやはり貯めること(勉強)に意義を見い出すことが必要です。一念発起する。一点突破する。数学なら数学だけを高得点にもっていくとか。次の期末だけは高得点に持っていくとか。一度通帳に額がならぶ経験をもてば次のステップに進めるような気がするのですが。

 次に、かってそこそこ取っていたのに胸突き八丁にさしかかり、どうにも壁の生徒の場合は、返ってくる点数、点数にへこたれないこと。気落ちが最大の敵です。うまい参考書や先生、自分に合った参考書や教え方にであうまで気を落とさずにさすらってください。

 かく言う私も生徒さんを教えていて必ずやってくる停滞の時期。明快な対処方法を持っているわけではありません。しかし最近この胸突き八丁を生徒さんに伴走しながら励まし登るのが自分のこの時期の役目ではないかとちょっと悟ったような心境です。

泉田 ☆


 2002年にフランス人のピアニスト、エリック・ハイドシェックが射水市の小杉文化ホールでコンサートを行った際、当時の塾生数人に来て頂きましたが、当時はまだ日本では余り知られていませんでした。そういう彼も昨年、今年と演奏来日を重ねることで、今では最も知られたピアニストのひとりに数えられるようになりました。そういう彼は昨年、八尾の木造校舎で、小学生を相手に演奏会をしましたが、演奏会後の児童との対話のなかで、「本番では苦労を見せてはいけない。その苦労を見せないために普段しっかりと練習するのだ」と言っていました。

 昨年の5月、女声三重唱の指揮をした宇野功芳氏に、ケーブルテレビでインタヴューに答えて頂いたのですが、3人のうちでいつもは下手だったのが一人いました。ところが八尾で演奏した際に突然美しい声を出して驚かされたのです。このことについて宇野氏は、「突然よくなったのだか、そういうものである。何事も練習をすると徐々に向上するのではなくて、ある日突然良くなるものだ。だから向上しないからといって投げ出さずに、粘り強く練習を続けることが大切なのだ。」と言って普段の積み重ねが大事であることを強調しておられました。

 勉強もクラブ活動もまったく同じで、したからと言ってすぐに効果が表れる訳ではありません。やったらやっただけ、必ず後になって効果が表れますので、粘り強くやることが大切であると、二人の言葉を振り返って再認識した次第です。

中川 ☆

親御さんの声欄
いつもお世話になりありがとうございます。塾まで車で送迎していますが本人が“送って行って”と言ってくるまで待っています。あまり遅いと“時間だけどまだいいの”と声をかけますが‥‥行かされている意識にならないようにと思っていますが、その分遅れたり早かったりで先生方にはご迷惑をおかけしています。すみません。いつも優しく受け入れていただき感謝しています。これからも時間が定まらないと思いますがよろしくお願いします。

 お心遣いありがとうございます。お子様の自主性は大いに育んで頂きたいと思います。行かされている意識になるとしたら、当方にも責任があることですので、そう思わせないようにするために、一緒に努力いたしたいと思います。

 2年生の中頃から低迷しはじめた英語がわかるようになってきたといっていました。

 これも普段のご努力の賜物ですので、このままコツコツと勉強を続けていって頂ければ幸いです。本当に期待いたしております。