早いもので、もう12月です。期末試験どうだったでしょう?
アメリカではオバマ新大統領が決まり期待を集めています。私も注目しています。 塾内の様子は小学生は本人は「成績が上がった。先生のお陰です。」というお世辞ともとれる発言を聞いたので、来たり来なかったりだけど、ま、いいかと手綱ゆるめです。
 中学生は例えば中3生を例に挙げてみますと、韓国や中国でみられる熱い受験熱「あなたの将来は高い学歴を身に付けるかどうかにかかっている」はあまり感じられません。明治時代の勉強して末は博士か大臣かという熱、戦後の科学少年の科学への熱、社会が安定期に入ってからの勉強して安定した生活への熱。今は時代を代表する一つの勉強熱というのがない時代なのでしょうか?しかし普通に考えれば多くの人が農業や林業など自然を相手とした生活へもどる気がない以上、先端技術や効率性を追求する経済戦争の社会が予想されますが、そういう中でどう自分の経済の居場所と心の居場所を探すかが次世代の課題です。とりあえず熱い受験熱は感じていないのですが、一応日本社会は学歴の上では高校が大きなふるいの役目をしていますからボンヤリしていると「ありゃこんなつもりじゃなかった」という進路にいる自分を発見したりします、用心してください。
 高校生は親に言われて来ていてこちらがはっぱをかけて後ろから押したり、だんどりしてあげなくてはならない手数のかかる生徒は現在は一人もいません。みんなそれぞれに自覚があるみたいです。
 こうやってみると教えるのに圧倒的エネルギーがいるのは小学生、勉強の専門性が要求されるのは高校生ということになります。とりあえず良いお年を。
                                 泉田 ☆


 この1年いかがでしたでしょうか。今は景気のことに世間の注目が集まっていますが、私がとても心配していることは、悪質ないじめや家庭内暴力、更には不慮の事故のニュースが、毎日のように流れていることです。少年犯罪だけではありません。大人になってからも、社会にうまく溶け込めずに何の為にもならないような殺人事件を、平気で起こしたりしています。どうしてこのようなことになるのか、本当に不可解な世の中になっていると思います。
 精神的に孤独な子供たち、更には精神的に未熟なまま社会に出た若者たちによる犯罪が後を絶たないのですが、逃げ場のないところに追い込まれ、出口を見出すために突然攻撃的になってしまうことが考えられています。学力向上がひとつの逃げ道になりえますが、それが却って追い込むことになることもありえますので、普段から親子のコミュニケーションはしっかりとることが必要です。
 わが子に限って、とは思わないで普段から動向を注視したいものです。                                             中川 ☆