9月なのに暑いなと思っているうちに、さすがに寒くなってきました。そろそろ中高生は中間試験の準備をしなくては。

 アメリカの金融、世の中いよいよ危ない前兆が現れ始めましたね。泡立ってくる世間の流れに対して学習界は後手後手で堅実にもう確立してしまった知識をしっかり教えていればいいのか、それとも変化をリードするようなビジョンを指導しなければ意味ねぇなのか

まあ何よりも変化をリードするだけの見識がこちらにありそうもないですから言うだけ無駄ですが。本当に世の中どちらに向かうのでしょうね。ますます大きな経済怪獣、金融怪獣があばれまわる方へむかうのか、保守的に小さく守ろうという動きに向かうのか分かりませんね。天下国家論はこのくらいにして塾業の方でも「今」をとらえる努力だけはしなくては置き去りをくってしまいます。子ども達は今どんな感覚を持つに至っているのかセンサーでつかんでいなくてはならないのですが…

 とーにかく今の世の中、何でもかんでも外注というか専門専門がいて、とかく部分をのみ担当する傾向にありますから「部分」にならない何かを持ってる人はしあわせですよね。と、塾便りのはずがなんとなく天下国家論へと向かう今日この頃の時勢であります。

泉田 ☆


 今年度、日本人の学者が立て続けにノーベル賞を受賞いたしましたが、2002年の田中耕一以来6年ぶりのことになります。今年はやたらと目立ちましたが、日本人の受賞はそれ程多いとは言えません。そして今回の南部氏や下村氏のように、日本に留まらず米国を中心とした外国に活躍の場を求めた人が多く居ます。結局のところ、日本はノーベル賞の受賞者を育む環境には決してないと思うのです。一方では田中耕一のように、会社では出世できないようなことをわざわざしていたような人が受賞することに象徴されるのですが、日本は上の言うことを素直に聞いて、外れたことをしない人こそが出世する、つまりノーベル賞を受賞するようなことをしていては、決して出世はできないのです。

 教育に関しても一緒で、上が決めたシステム通りにやれば点数は取れるが、これでは肝心な何もないところから頭を捻って答えを見つけ出す能力が、全く身につきません。過去の事例に対しては正確に答えることができても、新しいことは何一つ発見できないからです。

 逆にノーベル賞を取るような人たちは、ごく身近な疑問に対して、誰も解決しなかったことを、自分の力を頼りに解決することに力を注ぎます。このようなことは、過去にない分野に足を踏み入れる訳ですから、テストの問題になる訳もないのです。

 何も私はノーベル賞を取れ、などと言うつもりはありません。もうすでに誰かが極めた真理であったとしても、自分の持つ最低限の知識だけを頼りに、自分の力だけで導き出すだけの能力を、常日頃から磨いて欲しいと思うのです。「習っていないから分かりません」「教科書に書いていないから分かりません」というような言葉は本当に最低です。ノーベル賞を取るようなクラスの人にとっては当たり前のことでも、自分にとっては無知な分野は数多くあります。そういうものに対して自分の力で答えを導き出す努力を普段からしていき、自分で考えて生き抜く力を、養って頂ければと思います。

                        中川 ☆

親御さんの声欄

 

 いつもありがとうございます。毎週の様に子供達が行く日をずらしている様ですみません。きちんと行く様にカレンダーに記入し朝も言って行くのですが一日がすぎてみれば行ってなかったり遅れたりで… 本当にすみません。

 私も中学生の頃は勉強がキライでしたが、今の自分の子達よりは少ししていた様に思います。30年も前は子供むけのテレビも少なくゲームなどもなく時間があったからでしょうか?親の言葉がたりないのでしょうか。自分はどういわれていたか思い出せませんが…
 今後ともまだまだごめいわくおかけすると思いますがお願いします。

   すみません。指導力がないばかりに、どんどん欠席、時間変更を許してきてしまいました。親御さんの言葉に頼るばかりでこちらで特に強く言うこともしなくなってきています。僕として最高にやりにくいのはこちらの話をまったく聞いてくれないのは手をしばられて戦えといわれている様です。そういう状況をつくってしまったのはこちらですが、もう少し受身で話をまず聞いてほしい、言うとおりにしてほしいです。